本単元案は南アルプスユネスコエコパークで問題となっているニホンジカによる獣害を対象とした実践的な教材です。
南アルプスユネスコエコパークでは、シカによる獣害が大きな問題となっており、農作物への食害、樹皮はぎによる樹木の立ち枯れ、高山植物などお希少な植物への食害など多岐にわたっています。これら問題を地域に住む中学生が認識し、どのような解決策があるかを模索するための単元指導案で以下の4つの目的のために、生物多様性や自然の重要性と自分たちの生活との関係について学習活動を展開しています。
・豊かな自然に気づく
・自然と人間の共生の形を考える
・自然観を構築する
・自然環境の持続的な利用について考える
ただし本教材はあくまでも実践例であり、実際には各地域で抱えている問題は様々です。そのような各地域で問題となっている事象に本書の内容をアレンジすることで応用的に本書を利用していただければと思います。
【入手方法】
下記のPDFより御覧になれます。
中学生対象「南アルプスBR地域内のシカ獣害」を扱った単元指導案「シカは森の恵み」.pdf
なお、本書は、平成26年度日本/ユネスコパートナーシップ事業の成果物です。