原生的自然と近い距離で生活し、それを保全しながらも、地域発展や人間生活のニーズを満たそうというユネスコエコパークの取り組みは、持続可能な社会の構築のモデルケースになると考えられます。こうした取り組みを行うユネスコエコパークで、持続可能な開発のための教育(ESD)を行うことは、ユネスコエコパーク地域内が抱える人口減少や保全などの課題解決という地域的な発展や人材育成に寄与するだけでなく、地域外に向けたESDのモデルケースの発信になることも期待されます。
本書は各ユネスコエコパークにおいてESDを行うために必要な基礎知識を得るために、ユネスコエコパークとは何かを解説した上で、日本を代表するユネスコエコパークの自然環境や伝統文化の概要や、各所で生じている諸問題を詳らかにした教員向けのガイドブックです。本書を活用頂く教員の方々には、ユネスコエコパークそのものを是非活用していただきたいと考えています。そのなかで、教員の方々の自由な発想と児童・生徒の好奇心やモチベーションに合わせて、本書の一部を活用してオリジナルのESDを推進していただきたいと願っております。
【入手方法】
下記のPDFより御覧になれます。
ユネスコエコパークを活用したESD教員向けガイドブック.pdf
なお、本書は、平成26年度日本/ユネスコパートナーシップ事業の成果物です。