公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)は、文部科学省の委託を受け、「平成23年度日本/ユネスコパートナーシップ事業」ユネスコスクール地域交流会を、2011年8月に石川県金沢市で、2012年1月に宮城県気仙沼市で実施しました。
本冊子は、石川県金沢市での地域交流会と宮城県気仙沼市での地域交流会で発表いただいた皆様の「参加報告書」をもとに編集してまとめ、一冊のESD 実践事例集として作成したものです。
(はじめにより)
金沢市には36校のユネスコスクール加盟校があり、豊かな地域遺産を教材とする多様なESDの実践がそれぞれの学校により進められています。この交流会では、従来から行われてきた北陸地方のユネスコスクー
ル間の繋がりを一層強化するとともに実践発表の場と交流機会を提供することにより、積極的にESDを推進している全国の教職員とユネスコスクール活動の更なる向上を図りました。
気仙沼市は、学校、行政、地域が連携し、ESDを発展させてきたことで国内外から注目され、市内35校の学校がユネスコスクールに加盟しています。2011 年3月11日の東日本大震災において甚大な被害を受けま
したが、復興の様子を鑑み適宜調整を行いながら気仙沼市教育委員会との共同主催事業として、プログラム内容を策定しました。当日の交流会の模様はユネスコスクール公式ウェブサイト上でライブ配信を行い、気仙沼市におけるこれまでのESDの成果を、大きなインパクトを持って国内外に発信することができました。
2012 年3月
公益財団法人 ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)
公益財団法人 ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)