ユネスコスクール支援内容
1.京都府内のユネスコスクール(高校)への支援
2025年11月15日(土)、4号館1階オープンスペースにて「京都ユネスコスクール高校研修交流会」を開催し、京都府内の高校生・教員25名が参加しました。参加校は、京都外大西高等学校、京都市立紫野高等学校、京都府立嵯峨野高等学校、聖ヨゼフ学園日星高等学校、平安女学院中学高等学校(五十音順)の6校です。
第一部では、世界遺産アカデミー主任研究員・宮澤光氏による講演「世界遺産とは~保護活動の取り組み~」が行われ、参加者は世界遺産の意義や保護の重要性について理解を深めました。第二部では、高校生と大学生、日本人学生・留学生が混成グループでワークを行い、京都府の世界遺産保護をテーマに意見交換および発表を実施しました。
本交流会には、UnivNet(ユニヴネット)の4つの使命の一つである「地域のNGO・NPOとの連携」の実践として、地域団体である京都ユネスコ協会にも参加・協力いただきました。当日は同協会からの助言もあり、生徒たちは協力しながら創造的なアイデアを生み出しました。
2.京都府外のユネスコスクール支援
京都府外のユネスコスクール支援として、奈良育英高等学校(奈良県)および盈進中学高等学校(広島県)に対し、講義・交流プログラムを実施しました。奈良育英高等学校では、SDGsに関するゼミ(講義)に講師を派遣し、6月21日に「在日外国人と私たち:マイノリティと共に生きる社会を考える」、10月4日に「社会貢献×マーケティング:『売れる仕組み』をつかって社会課題を解決できるのか」をテーマに講義を行いました。
盈進中学高等学校では、6月7日に留学生とともに世界遺産(仁和寺・龍安寺・二条城)を巡る「English Tour in Kyoto」を実施し、英語によるガイド実践のフィールドワークを行いました。続いて、7月11日に出張講義「国際貢献について」を実施し、11月13日には本学キャンパスにて「キャリア in Kyoto」を開催、本学在校生および盈進中学高等学校出身の卒業生との交流を通して、進路や国際的な学びについて理解を深める機会を提供しました。
3.ユネスコスクール加盟校京都外大西高等学校への支援
ユネスコスクール加盟校である京都外大西高等学校への支援として、本学は多角的な高大連携プログラムを実施しました。まず、2年生ICAコースを対象に、カナダ・リッチモンドへの短期留学に向けた事前・事後学習として、同地域の日系移民に関する研究を行う本学グローバル観光学科の教員およびゼミ生による講義・交流を行い、現地理解を深めました。また、2年生全コースの生徒を対象に、本学の外国語自律学習支援室(NINJA)に在籍する日本人学生・留学生との英語による交流会を実施し、ゲームを通して文化の違いを学び、異文化理解を促進しました。さらに、ICAコース生徒を対象とした留学説明会を開催し、本学の留学制度の紹介や現役大学生による体験談を通して、将来の進路や国際的な学びへの意識を高める機会を提供しました。
加えて、高大連携科目「世界一周!異文化体験のススメ」を開講し、英米語学科、スペイン語学科、ドイツ語学科、ブラジルポルトガル語学科、中国語学科、イタリア語学科、ロシア語学科、グローバル観光学科、共通教育機構の教員によるリレー形式の講義を全12回実施しました。本講座は各言語圏の文化をわかりやすく学ぶオムニバス形式の授業であり、生徒たちは普段なじみのない国や地域の文化、社会課題について理解を深めました。また、留学生とともに「異文化を見つける in 嵐山」フィールドワークも実施し、体験的な学びを通して国際的視野を広げました。
ESD活動紹介
1.コミュニティエンゲージメント・プログラム(2025年度)(*CEP)
本プログラムは、京都府京都市および乙訓地域を活動拠点とし、放置竹林の竹を資材として有効活用する取り組みを行いました。地域の小学校での流しそうめんイベントの実施や、地域イベント「竹あかりイベント」における竹ろうそく、テーブル、ベンチの制作などを通して、地域資源の循環活用を推進しました。また、京都の持続可能なツーリズムについて考察するプロジェクトにも取り組み、人気観光地での穴場スポットを発掘するフィールドワークを実施するとともに、行政をはじめとする地域のステークホルダーとの意見交換を重ね、オーバーツーリズム問題の解決に向けた方策を検討しました。
*CEP:国内外の地域コミュニティとの協働・連携を通じて、共通する課題解決に取り組む学生参加型の授業
2.日本大学模擬国連大会の開催
6月27日(金)~29日(日)の3日間、第16回日本大学模擬国連大会(JUEMUN)を本学で開催しました。大会テーマは「持続可能な未来のための観光の再構築」。日本、カナダ、アメリカなど20か国・地域の15大学から180名以上の学生が参加し、英語による議論を通して、観光をめぐる地球規模の課題について多角的な視点から解決策を探りました。本大会は、国際的な協力と相互理解を深める貴重な機会となりました。
3.人権週間2025の実施
国連の定める人権デーにあわせ、本学では12月4日~12月10日を人権週間と定め、さまざまなイベントを開催しました。なお、12月3日~12月9日は「障害者週間」にもあたることから、本学では2022年度より「人権週間×障害者週間」コラボイベントを実施しています。12月4日(水)~12月10日(火)には、人権週間×障害者週間コラボ展示企画「半径3メートルの『異なる世界』―その『ふつう』は、誰かの『壁』かも?―」を開催しました。12月8日(月)には、G-Roots×人権週間コラボイベント「外国にルーツのある学生とランチトークしませんか?」を実施しました。12月10日(水)には、副島淳氏による講演会「ちがいを楽しむ~いま君のいる場所だけが、世界のすべてじゃない~」を開催しました。
4.手話に関する講演会「手話のバイリンガリズム」の開催
「手話のバイリンガリズム」をテーマとした講演会を11月24日(月)に開催。本学国際貢献学共同研究(日本語学科・共通教育機構 の3教員)の教育の一環として実施しました。当日参加した約68名の参加者はろう者の言語習得、手話と手指日本語の違い、コーダについて、手話・ろう者をとりまく社会や政策など、多文化共生につながる学びを深めました。
5.課題解決に取り組む学生参加型の授業や課外活動
本学1~3年次生、英米語学科・グローバルスタディズ学科・フランス語学科の有志学生約10名が、春から学びと実践の自主活動をスタートさせ、11月2・3日の本学学園祭で、フェアトレード認知度アップを目指し、発展途上国支援も含めて、フェアトレード商品を一部使用したアサイーボウルを販売しました。フェアトレードは公平・公正な貿易のことで、途上国の原料や製品を適正な価格で購入することによって、立場の弱い途上国の生産者の人々の生活改善や自立を目指すものです。フェアトレードの説明やグループの取組みを書いたチラシも配布し、子どもたちやフェアトレードに関心のある人たちも多く訪れ、両日とも完売となりました。
6.多文化共生に関する海外の歴史や文化など事例を学ぶ講演会を開催
2026年1月16日(金)本学国際貢献学共同研究〈日本語学科・国際教養ゼミの三教員)の教育の一環として実施。「『多文化共生』についてーフィンランド、フィリピン(ダバオ)、ソロモンにおける経験から」と題して、元外交官である(元領事、現MJ-STdP理事長)の三輪芳明氏による講演をオンラインと対面のハイフレックスにて行った。学期末にもかかわらず、日本語学科の学生と留学生および教員約10名が参加し、講演後の質疑応答も活発に行われ、大変レベルの高い、世界の諸地域における多文化共生をめぐる歴史や政治経済事情を学ぶことができ、皆、充実したときを過ごすことができました。
7.多文化・多言語絵本読み聞かせイベントの開催
学生が大学で学んだ言葉や様々な国についての知識を将来社会の担い手になる子ども達に伝え多文化共生社会を一緒に生きる仲間づくりをするという目的で行う地域と大学の学びを結びつけるプロジェクト。6月11日(水)に、地域の小学6年生以下のお子さんを対象に「世界の言葉de絵本の読み聞かせ」イベントを開催。絵本を通して多文化交流を行いました。11月2日(日)本学学園祭にて「多言語絵本よみきかせのおへや」という教室企画を実施。また、12月17日(水)に地域の小学校に通う少学2年生の児童68名を対象に、英語・韓国語・中国語での絵本の読み聞かせ、またそれぞれの言語圏の文化にまつわるクイズゲームを実施しました。
8.「外国にルーツを持つ外大生の会」の交流会の開催
本学学生団体「外国にルーツを持つ外大生の会(G-Roots)」が11月3日(日)に外国にルーツを持つ親子を対象とした交流会を実施。当日は、同じく外国にルーツを持つ本学学生と、参加者が世界のゲームやクイズ等を行い、交流を深めました。
9.リーダーシップ・チャレンジin京都の開催
2026年3月4日~3月6日の7泊8日で外国語を用い、価値観、立場、文化背景などが異なる組織での協同活動を通してリーダーシップ(スキル・知識・態度)を身につけることを目的として、「リーダーシップ・チャレンジin京都」を開催しました。
活動自己評価
https://www.unesco-school.mext.go.jp/supporters/aspunivnet/self-assessment/kyotogaigo/