ユネスコスクール支援内容
SDG6に関わる教育活動の支援
SDG6「すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を」に関する教育活動の支援を展開しました。具体的には、日本水環境学会東北支部研究発表会(オンライン)について、東北地方の高校がおこなった水環境に関わる学外活動の内容・成果を報告する場として提供し、ユネスコスクールに所属する生徒が研究発表をおこなう機会、および水環境分野の研究者を含む専門家と交流する機会を作りました。さらに、「スーパーサイエンスハイスクール」である宮城県仙台第三高等学校がユネスコスクール加盟承認に至るまでの活動を支援しました。また、SDG6に関わる世界の動向を分析し、佐野研究室のホームページでその内容を公開するなどの活動をおこなっています。佐野教授は国際水協会・健康関連水中微生物研究委員会の事務局長を務めており、世界中のさまざまな場所における水と衛生に関する情報を集め、当該分野で国際的に活躍する人材の育成を目指しているユネスコスクールに活用いただいています。
ESD活動紹介
文理融合型の国際的な環境学習と人材育成
2003年に設立された東北大学大学院環境科学研究科は、「持続可能な発展をささえる文化と循環社会の基盤となる社会構造を確立し、21世紀の地球的課題に取り組む高度な知識と能力を有する人材の育成」を理念に教育・研究活動をおこなっています。本研究科では、小中高校生、学部学生、大学院学生、社会人学生、そして、アジアを中心とする海外の学生に対して広く環境教育をおこなっています。仙台市と連携し、研究科の建物内に市民向け環境学習を推進する「たまきさんサロン」を開設して、生徒や市民を対象としたセミナーを定期的に開催しています。同サロンでは、環境をめぐる多様な分野の文献資料を揃えており、研究科の理念とも重なる文理融合型かつ国際的な環境学習をおこなうことが可能な場所として、また、市民と研究者をつなぐ場所として機能しています。
活動自己評価
https://www.unesco-school.mext.go.jp/supporters/aspunivnet/self-assessment/tohoku/