大谷川のオオサンショウウオのなぞにせまろう。 |
【事例紹介者(ASPUnivNet)】奈良教育大学 准教授 中澤静男 (支援担当地域:奈良県・和歌山県・滋賀県) |
学校ステータス (2021年12月執筆当時) |
キャンディデート校 |
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教科等/特別活動 | 総合的な学習の時間 |
学年(または年齢) | 小学4年生 |
活動テーマ | 持続可能な開発と持続可能なライフスタイル |
事例の特色 |
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取組の詳細 | 本実践は、大谷川に生息するオオサンショウウオについて調べる学習を通して、大谷川の自然環境の価値に気づくと共に、その環境は地域の人々の暮らしとのつながっていることを理解することで、自らのライフスタイルを見つめ直したり、地域の大人と一緒に自然環境を保全する取り組みに参加したりといった態度を育てることを目的としている。
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ASPUnivNetによる 支援の内容 | 奈良教育大学が開発したESDを適切に指導できる資質・能力の形成を目的とした「ESDティーチャープログラム(9/25、10/2、11/27、12/11、1/15に開催した全5回の系統的研修)」に全教員が参加し、SDGsやESDについての理解を深めるとともに、各学年のESD学習指導案を作成した。本実践についても、全教員で相互アドバイスを行い、授業実践の洗練化を図った。 |
取組を通して 変容が見られた点 | 大谷川に生息するオオサンショウウオの学習を通して、オオサンショウウオだけでなく、ビオトープに生息するイモリやメダカなどの生き物への関心が高まり、全体として古橋地区の自然環境のすばらしさを実感することができた。そのことが、環境保全を地域の人や観光客に訴える看板の制作やゴミ拾い活動につながっている。また、川の自然環境の保全活動に取り組む東広島市の小学校や草津市の小学校と学校間交流を行ったことで、持続可能な社会づくりのための教育の大切さやそれに取り組む自分たちへの自尊感情を育てることができている。 |
資料・画像・動画等 |