2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 食育

本校は、「湯涌大好き!」をテーマとして、地域の自然や環境について調べたり体験したりすることで、持続発展可能な教育(ESD)の実践に取り組んでいる。具体的には、米作りに係わる活動、野菜作りに係わる活動、環境調査に係わる活動を行った。

米作りに係わる活動

地域の方々に教えていただきながら、田植えや稲刈り、脱穀を行った。それらの活動を通して実った稲を収穫することの喜びを感じることができた。とれたお米は全校児童が持ち帰って食べたり、お世話になった地域の方々に感謝の気持ちを込めてお渡ししたりした。

田植えや稲刈り、脱穀を通して米作りの大変さや食の大切さ、地域の自然・人へ感謝する気持ちを育むことができた。

野菜作りに係わる活動

1年生はさつまいも、2年生はミニトマト・ピーマン・なすなどの夏野菜、3・4年生はヘチマやキュウリ大根など、5年生は源助大根や五郎島金時などの加賀野菜、6年生はじゃがいもなどを育てた。

野菜作りを通して野菜作りの大変さを感じるとともに、大切に育ててきた野菜を収穫できる喜びを感じていた。5年生は金沢市で昔から栽培されてきた「加賀野菜」を育てるとともに、他の加賀野菜についても本やインターネットで調べ、郷土への関心を高めることができた。

環境調査に係わる活動

3・4年生は湯涌に住むツバメを調査し、その結果から金沢市や湯涌地区の環境について興味を持った。ツバメが帰ってくることのできる自然豊かな町を残していくことの大切さを学んだ。

5年生は金沢市だけでなく世界中で問題となっているフードロスについて学んだ。フードロス問題を解決するにはどうしたらよいかを本やインターネット等を活用して調べた。環境を守っていくために自分たちにもできることがたくさんあるということが分かり、環境保全の意識が高まった。

来年度の活動計画

令和3年度と同様に「湯涌大好き!」をテーマとして、地域の自然や環境について調べたり体験したりすることで、持続発展可能な教育(ESD)の実践に取り組んでいく。具体的には、①米作りに係わる活動、②野菜作りに係わる活動、③環境調査に係わる活動を行う。①の米作りに係わる活動や②の野菜作りに係わる活動では、高学年は日本の食糧自給率や地産地消の問題などとも関連づけながらより食について考えられる活動にしていきたい。低学年・中学年は米作りや野菜作りの難しさや楽しさを感じる場とするとともに、地域の方との交流を大切にした活動を多く取り入れていきたいと考えている。