2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, その他の関連分野

本校は、「思いやりがあり、自ら学ぶ、たくましい小川っ子の育成」を学校教育目標として、ESDを持続可能な社会の担い手を育む教育と捉え、ESDの実践を通して、以下の3点の力の育成を目標とした。
① 将来社会の担い手としての自覚と意欲
② データや情報の分析能力及び体系的な思考判断力
③ 協同する力、発信力、コミュニケーション力、リーダーシップ
具体的には、人と人とのつながり、人と自然とのつながり、人と社会とのつながりを視点とし、「環境学習」「伝統文化学習」「キャリア学習」を行った。

① 環境学習
環境学習では、4年生が学校の横を流れる川「砂川」について川の水環境を中心に学習した。今年は7月豪雨による人吉・球磨地方の甚大な被害もあって、自分たちの住む町を流れる砂川の水害の歴史や現在の河川の様子を調査する中で、砂川は安全対策が施され、水もきれいで多様な生き物が生息していることを学んだ。

②キャリア学習
1・2年生は小川町の特産品である「しょうが」の収穫を行った。しょうがの生え方や収穫の仕方の説明を聞く中で、しょうがを育てる際の工夫を学んだ。3年生は小川町の特産品である「白玉工場」の生産や働く人たちの願いなどを学習した。米から白玉粉になるまでの過程を見学したり、働いている方へインタビューしたりして地元の産業について新たな発見をした。また、5年生は米作りの体験活動を行った。苗植えやかかし作り、稲刈りを通して農家の方の米作りに対する思いや工夫について学んだ。

③伝統文化学習

例年、6年生は保存会の方の手ほどきを受けながら地元に伝わる「小川凧」を制作したり、クラブ活動では日本文化である「お茶・生け花」を地元の方から習ったりしてきた。しかし、今年度は感染症対策のため地元の方を講師として呼ぶことができなかった。

①砂川の調査

 

 

 

 

 

 

 

 

②しょうがの収穫

 

 

 

 

 

 

 

③白玉工場の見学

 

 

 

 

 

 

 

 

④米作り体験

 

 

 

 

来年度の活動計画

ESD教育
(1)目的
① 将来社会の担い手としての自覚と意欲
② データや情報の分析能力及び体系的な思考力・判断力
③ 協同する力、発信力、コミュニケーション力、リーダーシップ
(2)活動の視点と重点領域
視点 □ 人と人とのつながり
□ 人と自然とのつながり
□ 人と社会とのつながり
領域 □ 環境学習
4年: 「砂川たんけん」(総合的な学習の時間)
5年: 「水俣に学ぶ肥後っ子教室」の事前・事後学習
米作り体験(総合的な学習の時間)
6年: 「環境にやさしい町づくり」(総合的な学習の時間)
領域 □ 伝統文化学習
3年: 白玉工場見学(総合的な学習の時間)
4年: 小川町の食文化(総合的な学習の時間)
6年: 小川凧製作活動 小川の史跡等(総合的な学習の時間)
領域 □ キャリア学習
全学年: 初市への参加 等