2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は、「地域に生きる~あいらぶ つのやま~」を活動テーマとして、ESDの実践を通して、児童が角山地域のよさを知り、よりよい地域にしていきたいという気持ちを育み、地域社会だけに限らず、持続可能な社会作りへ参画・貢献できる市民の育成を目標とした。具体的には、①環境に係わる活動、②防災に係わる学習、③健康福祉に係わる学習、④地域遺産等に係わる学習を行った。

①環境に係わる活動
 6月、中学校区クリーン作戦で、地域の方や職員、児童、保護者らが協力して学区の道路などの掃除を行った。児童は、日ごろは目を留めない道端に多くのごみや空き缶などが捨てられている現実に気づき驚いていたが、何とかしようと一生懸命ごみを拾っていた。自分たちが地域の環境を守らなくてはという意識を育むことができたように思う。
また、地域の方の水田をお借りして、高学年は地域の農業の中心である稲作についての学習をし、全校で田植えや稲刈りの活動をした。
高学年は、サケを卵から飼育する活動を通し、環境保護や食糧生産について考えていった。

②防災に係わる学習
11月、地域防災訓練で、公民館の方に来ていただき、災害時の避難に必要なものを確認したり、身近な道具でランプを作ったりする体験をした。水害の多い地域であることを再確認し、自分でもできそうなことを実践する力をつける一助となった。
 

③ 健康・福祉に係わる学習
ユニバーサルデザインに関心を持ち,盲導犬との交流や点字学習などを通して、福祉について考えていった。また、地域の老人ホームを訪ねて高齢者の方に接し、願いを聞いたり交流計画を立てたりすることで、自分ができそうな取組について考えていった。

④地域遺産等に係わる学習

 社会科の授業と関連させながら,地域のボランティア先生からお話を伺ったり,地域の史跡(古墳,貝塚,神社仏閣等)を訪ねることによって,地域の歴史や良さを知り自分たちの地域に誇りを持つことができるようにしていった。

来年度の活動計画

今年度と同様の活動も多いが、高学年では学区の歴史遺産を調べたうえで、マップや年表にまとめたガイドブックづくりを予定している。