2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は、「地域に生きる ~あいらぶ つのやま~」を活動テーマとして、ESDの実践を通して、児童が角山学区のよさを知り、よりよい地域にしていきたい、将来もこの地域に住み守っていきたいという子どもの育成を目標としている。ユネスコスクールが重点的に取り組む「持続可能なライフスタイル」「地域の文化・自然遺産の尊重」などを通して、地域社会だけに限らず、幅広い分野における持続可能な社会づくりへ参画・貢献できる人材となるよう願っている。具体的には、①環境に係る学習、②防災に係る学習、③地域遺産等に係る学習を行った。

①環境に係る学習

地域の方の水田をお借りして、低学年はどろんこ遊び、中学年以上は地域の農業の中心である稲作についての学習を行った。田植えと稲刈りは全児童が体験した。中学年は、稲作のほかに、ブドウ選果場学習など地域の特産物についても学習した。

②防災学習

10月に、保護者や地域の方にも参加していただいて、全校で地震・津波避難訓練と合わせて防災教室を行った。外部講師を招いて、地域の河川工事(洪水対策)の様子や、避難グッズ(備蓄品)の重要性について学習した。防災教室の後、地域の方と保護者、教職員で地区懇談会を開き、備蓄倉庫の中の備蓄品や備蓄量を確認し、情報・意見交換を行った。今後も、高学年の総合的な学習の中で学んでいく計画となっている。

③地域遺産等に係る学習

コロナ禍の影響で、地域の伝統行事は中止や規模縮小となるものが多かった。

地域の自然遺産については、低学年・中学年の学区探検や環境・食農学習を通して、自分たちの住む地域の自然について学習することができた。地域の方もゲストティーチャーとして案内・説明をしてくださった。

以上のように、各学年の学習と関連させながら、地域の自然や歴史のよさ、地域の方々の温かさに触れ、自分たちの地域に愛情と感謝の気持ち、誇りをもつことができるように指導を行った。

 

来年度の活動計画

1学期 環境に係る学習、地域遺産等に係る学習

・学区探検、田植え

2学期 環境に係る学習、防災学習

・地域の特産物学習、稲刈り、地域合同避難訓練・防災学習・地区懇談会

3学期 地域遺産等に係る学習、防災学習

・地域の歴史(高学年社会科)、防災学習(高学年総合的な学習)