2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境

本校は、栗山を有する利点を生かし、「身近な自然を通して生きる力を育てる」を活動テーマとして、ESDの実践を行い、本校の学校教育目標でもある「丈夫な体と豊かな心を持ち、たくましく生きる粒江っ子を育てる」の具現化を目指している。

具体的には、栗山に関する事前学習や栗の収穫を柱に、①「栗山の歴史学習」、②「栗の収穫」を行った。また、令和6年度に行われる全国植樹祭岡山県大会に向けて、5年生が③「苗木のホームステイ・ホームスクール」に参加した。

①栗山の歴史学習

栗山の歴史について、各学年の実態に合わせて話を聞く。栗の花で白く見える栗山を校庭から見上げて、地域の方々など多くの人たちに支えられている栗山であることを知る。

②栗山の下草刈り(7月)

③栗の収穫(9月)

例年行っている本校5年生と地域の保育園児や幼稚園児との栗拾いは、新型コロナウィルス感染症対策のため、行うことができなかった。しかし、1・3・5年生の児童が学年ごとに栗山へ行って栗拾いを行うことができた。予め、栗山を維持していくために欠かせない作業である下草狩りを地域の方々やPTA、教職員で協力して行うことで、今年は豊作となり、たくさんの栗を楽しく拾い、それぞれの児童が家庭に持ち帰ることができた。栗山という環境資源をより身近に感じる活動となり、森林を大切にしようとする心を育むことができた。

④「苗木のホームステイ・ホームスクール」について(11月)

令和6年度に行われる全国植樹祭岡山県大会に向けて、5年生がどんぐりを植えたり、木の苗を移植したりした。これから2年間、子どもたちが学校で育てていき、育った苗木を森林に植樹する予定である。また、学校にも苗木を植樹して記念苗木として育てていく。事前に森林や身近な緑の大切さなどについての話を聞くことで、意欲的に活動することができた。その後も大事そうに水やりをしている。自分たちの手で植物を育てることに意欲をもって取り組むきっかけになった。

栗の苗木        栗拾い

苗木のホームステイ・スクールステイ

来年度の活動計画

来年度の活動計画

・栗山の歴史学習(6月)

・栗山の下草刈り(7月)

・栗の収穫を通した交流活動(9月)

・苗木を育てる活動(常時)

令和5年度も、栗山の下草刈りをPTAや地域の方と行う。

5年生は総合的な学習の時間で環境を学ぶ活動の中で、栗山の歴史を学んだり、栗拾いをしたりする予定である。3年生も総合的な学習の時間の学区の自然について学習する中で、栗山のことを調べ、そこの自然を学んだり、栗拾いをしたりする予定である。1年生は生活科の中で、栗拾いを通して自然に触れあう活動をしていく予定である。

このように、栗山を有する利点を生かして、身近な環境に目を向けて、ESDに関する視点を広げる活動にしていきたい。