2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は,「環境教育」「食育」を活動テーマとし,ESDの実践を通して,必要な知識,能力,価値観を身に付け,その力を発揮できるようにすることを目標としている。感染拡大防止の観点から,実施を見送った活動もあったが,できることを模索してきた。

 

(1)鶴巣っ子「夢田んぼ(米作り)」に係わる活動

地域コーディネーターやPTA,地区婦人会,JAなどの協力を得ながら,地域の主産業である稲作に取り組んだ。「育てる」「食べる」「伝える」といった多様な体験活動を行った。

【5月】

5年生を中心とした3年生以上の児童が「夢田んぼ」に田植えを行った。苗の植え方を教えていただき,地域の方が育ててくださった餅米の苗を植えた。

【5月~8月】

5年生が定期的に夢田んぼの稲の生育調査を行った。

【9月】

5年生を中心とした3年以上の児童が,稲の収穫を行った。子供たちは地域の方から刈り方や束ね方を教えていただき,鎌を使って刈り取りを行った。

【10月】

5年生が,地域の方の指導を受けながら,9月に収穫した稲の脱穀を行った。

【11月】

令和2年度より「収穫祭」を中止しているが,「米作り発表会」という形で,5年生の子供たちが,お世話になった地域の方々をお招きし,田植えから脱穀までの体験学習の発表をしたり,感謝を伝えたりと,和やかな雰囲気の中で,楽しい時間を過ごした。「夢田んぼ」で取れたもち米を使った餅の試食も行った。

 

 

 

 

(2)植樹に係る募金活動

昨年度より交流のある旭川ユネスコ協会に募金を送るため,児童会が中心となって募金活動に取り組んだ。集まった募金は,緑を増やす活動(植樹)に使っていただくよう手紙を書き,旭川支部から,お礼の連絡を頂いた。自分たちの活動が,持続可能な社会をつくる一助になったことで,児童に環境を守りたいという意識の向上が見られた。

来年度の活動計画

鶴巣小学校の宝は,地域の自然や人材である。保護者や地域と連携を図りながら,令和4年度に中止・縮小せざるを得なかった活動も,工夫しながら再開していくことを予定している。また,令和5年度は,「SDGs」と「金融教育」の関連について新たな取組を計画している。金融教育による気付きにより,より広い視野で地域の力を生かしていこうとする児童を育成していきたい。