2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

 

※2021年12月~2022年11月の活動について記入

本校は、「時習・自律・慈愛」という校訓の元、ユネスコスクールが重点的に取り組む三つの分野を通して、持続可能な社会づくりの担い手を育むべく総合的な学習の時間のや各教科の学習などで得た知識など利用して生徒の総合的な力の育成することを目標とした。具体的には、今年度は、環境や生物多様性について考えている生徒が多い。今年の主な活動は以下の通りだ。

① 中池見湿地で(株)アイシン福井の人と米を作り、その米を利用した玄米茶を作り、ふるさと納税の返礼品にする。米作りを通して、希少動植物を保護したり、活性化させる。また伝統農法を受け継ぐ。更に、玄米茶を作ることで、保全費用を賄うことに貢献する。

② 中池見湿地の導電率やイオン濃度などの水質調査を行い、新幹線の工事の影響が中池見湿地の動植物に出ないかどうかを考える。

③ 気比の松原のマイクロプラスチックの回収やゴミ拾いを行う。また泳いでいる魚の体内にマイクロプラスチックがないかどうかを調べる。

④ 学校の三面ブロックの溝にいつの間にか住み着くようになったホタルの謎を解明する。

⑤ 気温と音の関係を調べる。

⑥ 持続発展的な生活をするためにも無駄な木の伐採や紙の消費を減らすため、廃棄野菜や野菜の食べない部分で紙を創る方法を考える。

⑦ Cool Japanの一翼を担うアニメや漫画。その中に息づく日本の伝統について考えたり、誰もが等しく教育を受けられるように難解な小説を自分たちでマンガにする活動を行うことでSDGsについて考える。

更に、3学年は修学旅行において北九州を訪れ、世界遺産端島(軍艦島)の見学や長崎の教会などを見学した。原爆資料館を訪れ、平和について考える機会を持った。また今年は私たちが活動している中池見湿地がラムサール条約に登録されて10周年にあたるということで畠山重篤先生をお招きして、講演会も行った。

今年度は環境について考えている班が多かったので、敦賀環境フェアには、5つの班がポスター展示に参加した。

 

 

 

 

 

来年度の活動計画

来年度もSDGsの17のテーマの中から、生徒達が取り組みたいと思うことを、自由に総合的な学習の時間に行いたい。また気比の松原のマイクロプラスチックの回収では高校生や小学生とも連携できたので、松原の活動以外でも更にいろいろな学校などと交流を深め、価値観の共有やクリティカルに物事を考えられるように成長できるような仕組みを考えて行きたい。今年は国際交流に関する取り組みができなかったので、来年度は国際交流を行いたい。