2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困

本校は「自立・友愛・創造」を学校理念として,ESDを「地域とのかかわりの中で継続可能な社会づくりへ貢献していくもの」と捉え,ESDの実践を通して責任をもち,すすんで行動する力や自ら学び考える力の育成を目標としている。
本校の伝統である「あいさつ・歌・ボランティア」。その中の一つに,ボランティア委員が中心となって行うホリデーボランティア(ホリボラ)と,有志の生徒が中心となって行う挨拶ボランティア(あいボラ)いうものがある。
ホリデーボランティアでは,地域とのよりよい関わりを考えるきっかけづくりとして,また,活動を通して奉仕の心を育てることをねらいとして,休日にボランティア活動を行っている。公園清掃のボランティアは,清掃班のグループ編成から清掃道具の準備,当日の進行までボランティア委員が中心となって行う。
本年度行われた第1回ホリボラでは,公園清掃と近隣の小学校の行事にボランティアとして150名ほどの生徒が参加した。これは,全校生徒の3分の1に相当する。このことからも,豊岡中学校の生徒は,ボランティアに対する意識を高くもっていることがうかがえる。校区の方からは「本当に助かっている。中学生が参加してくれることでスムーズに会が進行できた。」という声を多くいただ。地域の人と地域のために活動することで,地域を愛する心や「地域に貢献したい」と思う心が育ってきている。
例年では公園清掃が4回、小学校防災訓練での手伝いボランティアが1回、小学校運動会および小学校区の運動会の手伝いボランティアが2回、「トイレ掃除に学ぶ会」の方の指導のもとで学校のトイレ掃除をする活動が1回、PTAバザーの準備・手伝いが1回と,多岐にわたっている。公園清掃は校区内の公園を学年混合の班に分かれて掃除をする。落ち葉集めや草取り、トイレ掃除などが主な活動である。
あいボラは,平成27年度から「挨拶で学校を盛り上げよう」という思いで,生徒会役員が中心となって始まった。毎朝,有志で校門付近に立ち,生徒や地域の方に挨拶をしている。中には,部活動の仲間に参加を呼びかけ,部活動単位で活動している生徒もいる。毎朝学校の前を通る地域の方からは,「朝から元気な声で挨拶をされると気持ちがいい」という声をいただいている。今年度はコロナ流行の時期を避けながら1年生が中心になってあいボラを行うことができた。
しかし,新型コロナウィルス感染症拡大に伴い,ホリボラも含め,当初に計画されていた多数の活動が実施できず,生徒の活躍できる場を設ける機会が今年度も少なくなってしまったことが残念であった。次年度は感染症対策に留意しながら,生徒たちにボランティアのよさを考えさせることができるような活動を行っていきたい。

来年度の活動計画

例年どおりであれば,上記のように公園清掃やボランティアをメインに活動していく予定ではあるが,新型コロナウィルス感染症拡大に伴い,今年度のように活動の数が少なくなってしまう可能性もあるが,年間を通して10回程度の活動を適宜展開していくつもりでいる。