2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, 人権

① 世界遺産学習(5年生)
【国立博物館・東大寺・春日大社】
世界遺産学習では、奈良市に残された貴重な文化財について知るとともに、そのすばらしさを感じることをめあてとして取組みをおこなった。
国立博物館では、仏像を中心とした文化財について、ガイドの方から丁寧な説明を受けた。子どもたちは、その説明に熱心に耳を傾け、仏像の歴史やそこに込められた昔の人々の願いについて触れることができた。
また、東大寺や春日大社といった世界遺産に登録された寺院仏閣を訪れた際にも、ガイドの方に多くの質問をしながら、熱心にメモを取る姿が見られた。その文化的価値を知り、現在まで残されている奈良市の魅力について、改めて感じているようであった。
現地学習後は、当日お世話になったガイドさんたちの願いに思いをはせることで、自分たちに期待されている「文化財を受け継ぐ担い手」としての立場について、強く自覚することができた。
また、児童たちは、グループごとに、ガイドさんに聞いたこと、自分たちで調べたことを新聞にまとめ、理解を深めることができ、発表会をした。

② 平和学習・ヒロシマから世界平和を(6年生)
《1》修学旅行を通して世界平和について考え、様々な人々との交流や調べたことを通して、平和に対する自分の考えを持つ。《2》日本や世界が歩んできた争いの歴史や悲惨さを知ることで、今ある平和を大切にしようとする心を育てる。《3》平和な世界を維持するための取り組みを知り、まずは身近なところから自分たちにはどのようなことができるかを考え、実行する力を育てる。
以上の3点を目標とし、学習に取り組んだ。

〈事前学習〉
平和学習について自分の取り組みたいテーマを見つけ、調べ方を考えながら計画的に行う。
〈現地学習〉
広島でのフィールドワークで語り部の方から聞いたお話や原爆資料館で学んだことをまとめて整理する。
〈事後学習〉
自分で調べて分かったこと、事前学習や修学旅行で学んだことからポイントをしぼって、報告する内容を考え、友だちや保護者に伝える。

平和学習を通して現在の日本が平和であることへのありがたさや今後の日本を担っていく自分たちが果たすべき役割についての考えを深めることができた。

来年度の活動計画

今年度取り組んだ内容を中心に継続して取り組んでいく予定である。