2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

2021年度の活動報告です。

本校では、今年度は

①「持続可能な生産・消費」「海洋」「生物多様性」についての研究活動

②「世界遺産・無形文化財・地域の文化財等」について、文化財保護啓発活動への支援及び

地域の文化財への学びを進める活動

③「文化多様性」についての学習

④「環境」問題への対応を目指した研究活動

を実施しました。

①「持続可能な発展・開発」にもとづく「海洋資源の保護」「生物多様性」について

本校の海洋科学類海洋科学コースでは、「世界の食糧難を救う?アクアポニックス ~徳島のブランド水産物を利用した食料システム作り~」を今年度のSSH課題研究のテーマとして研究しました。

「アクアポニックス」とは、水耕栽培と養殖を掛け合わせた次世代の環境保全型農業です。持続可能な社会にむけた生産活動の展開、水の有効利用や環境への配慮などのあり方について学び、実験を通して実体験するとともに、課題・問題点を追究しました。

②「世界遺産・無形文化財・地域の文化財等」について

徳島ユネスコ協会主催の「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」絵画展において、生徒会役員を中心に7名が運営スタッフとして参加し、文化財保護の取り組みを推進する活動に従事しました。

また、地域の文化財を知り、大切に思う気持ちの醸成のため、実際に文化財に触れて学ぶ取り組みとして、

学校の近くで発掘が行われていた「南蔵本遺跡」での埋蔵文化財発掘業務の体験活動を行いました。

 

③「文化多様性」についての学び

文化多様性についての学習として、本校の海洋技術類の各クラスが、友好提携を結ぶ台湾の海事学校とオンライン交流会を行いました。双方の学校での学習活動等の取り組みについての紹介、それぞれの漁業や魚食文化のありかたについての違いなどについて、双方英語を用いて情報交換し、交流を深めました。

④「環境」問題への対応

本校では、学校設定科目「SSH課題研究」において、各専門分野における研究活動を行っており、

今年度はその中で脱炭素社会を目指した省エネルギーの推進・再生可能エネルギーの活用につながる研究として「追尾式ソーラー発電システムの研究」、「送風機による室内温度の調節に関する研究」などがおこなわれました。

 

 

 

来年度の活動計画

今年度は新型コロナウィルスの流行のため、やむなく中止した活動も多かった。来年度も、今年度の取組を継続するとともに、ドイツの姉妹校との交流など状況が許せば、より活動を活性化させていく予定です。