2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 福祉, 健康

本校は、自校独自の教育プログラム「ふるさと環境学習」を中核として、「住み続けられるまちづくり」を推進していこうとする子どもの育成を目標としている。

具体的には①飛渡川活動②米・野菜栽培活動③ブナ林活動④福祉教育活動を行った。

⓵飛渡川活動

学校の前を流れている飛渡川の自然を守るためビデオ制作を行った。「KWN日本コンテスト2022」に出品し、環境保全について広く発信する。また、飛渡川への鮭の遡上を目指し、卵を孵化させて飼育し飛渡川に放流する活動を行っている。3月まで育て、1匹でも多く遡上するサケを増やせるように、地元漁協と連携しながら工夫して飼育している。

②米・野菜栽培活動

学校田と畑を使って、コシヒカリ米や野菜を栽培した。収穫した米や野菜は、地域の販売所で販売した。米や野菜の収益金の一部は、特別養護老人ホームや十日町病院の医療従事者の方へのプレゼントに充てる。

③ ブナ林活動

地元の自然観察指導員を講師に、ブナ林周辺の様々な動植物を観察したり、ブナ林で遊ぶ活動を行ったりした。ブナ林が葉に受けた雨水を細い枝、幹に集め根元まで運ぶ仕組や保水力について学ぶことができた。

④福祉教育活動

2つの特別養護老人ホームとオンラインで交流し、合唱や合奏、ダンスを披露した。

来年度の活動計画

「住み続けられるまちづくり」に重点を置いて活動を進める。

「ブナ林活動」や「飛渡川活動」では、地域の自然のよさを体験したり、サケの飼育活動を行ったりしながら、地域の自然環境を守る活動を行う。「米・野菜栽培活動」では、飛渡米や野菜販売をとおして、農家の方や買いに来てくださる地域の人と交流し、地域の活性化を推進する。「福祉教育活動」では、飛渡米や野菜の販売収益金を活用して、特別養護老人ホーム等に鉢花や米のプレゼントを行う。また、地域に出かけ、野菜や花壇で育てた花の種のプレゼントを行いながら地域のお年寄りと交流する活動を行う。お年寄りや福祉施設の従事者と交流しながら、安全安心なまちづくりと地域の活性化を推進する。