2019年度活動報告
本年度の活動内容
人権, 福祉, その他の関連分野
本校は「徳・知・体の調和がとれ、時代を切り拓く高い志を持つ生徒の育成」を教育目標としており、その目標達成のためにESDを実践し、問題解決的な学習を行うことで生徒の育成に努めている。身につけさせたい力として将来にわたって持続可能な発展に向けての知識や価値観を持ち行動できる力、体系的な思考力、情報収集、分析能力、コミュニケーション能力の育成を目指すことしている。
具体的活動として、①福祉学習に係る活動、②進路学習に係る活動、③キャリア教育に係る活動、④保育学習に係る活動を行った。
①福祉学習に係る学習(SDGs 3)
【第1学年】 「誰もが安心して暮らせる社会」
〇学習のねらい
・大牟田における福祉の取り組みを学ぶことを切り口に、地域の現状と自分の立場
を自覚し、社会の一員として地域づくりに参画する実践力を育てる。
〇具体的な学習内容
・福祉に関するいろいろな方々からの講話
・福祉施設、高齢者施設1日体験
・自分に何ができるのかを考える学習
②進路学習に係る活動(SDGs 4)
【第2学年】 「進路学習」
〇学習のねらい
・高校の情報に加えて、高校卒業後の大学や専門学校灘さらには大学などの卒業後
の就職など先の進路情報を提供し、将来設計について考える機会とする。
〇具体的な学習内容
・高校について調べ、設置の違いや学科を知り、自分の興味、関心、適正から進路
を選択していくことにつなげていく。
③キャリア教育に係る活動(SDGs 8)
【第2学年】 「働くことの意義を学ぶ職場体験」
〇学習のねらい
・自分の将来を見つめるきっかけとし、勤労の意義や職業選択について考えようと
する態度を育てる。
〇具体的な学習内容
・市内35カ所の事業所の分かれて職場体験を行う。
・体験で学んだことを職場新聞としてまとめ、学級内で発表し、発信する。
④保育学習に係る活動(SDGs 3)
【第3学年】「命の大切さや思いやりの心を育む幼児とのふれあい体験」
〇学習のねらい
・幼児とのふれあい体験活動を行い、思いやりの心を育て生命尊重について考え
る。
〇具体的な学習内容
・保育実習を行う。(市内15カ所)
・体験で学んだことをレポートにまとめ掲示する。
来年度の活動計画
・総合的な学習の時間において、「学びの旅】として位置づけ(・福祉学習:SDGs3,・進路学習:SDGs4、キャリア教育:SDs8)3年間で問題解決能力、学び方、主体的態度、自己の生き方を考える力を育成していく。
・様々な人々と関わるような体験活動を設定し、ひと・もの・こととの連携を深めていく。
・学習の成果を地域や保護者に発表する場を設定し、次の学習への意欲付けの機会とする。
・「学びの旅」の取り組みを中心に、道徳、特別活動の内容と組み合わせ、各教科の内容とも横断的な学習につなげていく。