2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校は、平成25年6月にユネスコスクールに認可され、祝津地区の水族館や手宮地区の博物館の協力を受ける等、豊富な自然や歴史的遺産をもとにした「ふるさと教育」を軸に「①人権・平和 ②福祉 ③環境 ④国際理解 ⑤地域の伝統文化、文化遺産」をテーマにしている。今年度は「学びをつなぐ」~共有・共通・共働を基盤に~として学校・保護者・地域と連携して活動を進め、「生活科」「総合的な学習の時間」の取組をESD(持続可能な社会づくりの担い手を育む教育)の視点から、とりわけ、この地球で生きていくことを困難にするような問題について、立ち向かい、解決していくための学習を子どもたちの実生活と照らして考えさせ、日常のよりよい生活を持続させていくことで、持続可能な未来の社会を創造していく人間性を涵養していくことを目的として活動を継続させている。

ア. 人権・教育に係わる教育

 児童会が中心となって、<学校を笑顔にする運動>の一環として「挨拶運動」「高島自慢」「いじめ防止標語」に取り組んできた。また、「ユネスコ寺子屋運動」として、書き損じハガキの収集、福祉協議会と連携した共同募金の活動を行った。

イ. 福祉に係わる教育

 5年生では総合的な学習の時間において、市の社会福祉協議会と連携したアイマスク体験や高齢者疑似体験、地域の老健施設と連携した「認知症サポーター講座」を開催し、高齢者や障害のある方への理解と支援のあり方について学習を深めた。また、2・5年生においては、老健施設を訪問し、高齢者との交流を図った。

ウ. 環境に係わる学習

 全学年が地域にある水族館・博物館・商店等の協力をもとに、実体験をもとにしながら地域の産業や歴史、環境について学んできた。また、児童会の活動として学校周辺の環境の美化を目的に、全校児童による、清掃活動・落ち葉拾いを行い、資源の有効活用を目的に「プルタブキャップ」回収も行った。

エ. 国際理解に係わる学習

 小樽市立北陵中学校と小樽市立手宮中央小学校と連携し、3年生以上において英語担当教員の乗り入れ授業やALT・外部講師を活用しながら外国語活動を行い、他文化、他言語への理解を深めてきた。

オ.地域の伝統文化、文化遺産に係わる学習

 地域にある歴史的建造物や博物館についてその歴史や役割を学ぶとともに、写生を通して建造物としての意義も考えてきた。また、隣接するプールにおいて古式泳法を参観し、伝統文化に触れた。

来年度の活動計画

<共働を通して思いやりと信頼に満ちた学校(ユネスコスクール)> 

~児童・教職員の信頼関係の確立と、思いやりに満ちた誰もが安心できる学校~

◎地域で生きる学校   

・地域の教育資源や人材を積極的に活用し、協働を通して共に児童を守り育てる体制。

・積極的な情報共有と情報交換によって、学校と家庭、地域との信頼関係を築く。

・日常的に地域との連携・共働を心がけ、地域貢献を行う。

5月→環境美化運動   7月~8月→地域施設・商店街見学 

9・10月→いじめ防止標語の取組 老健施設との交流

10月→赤い羽根共同募金 2月→ユネスコ寺子屋運動