2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 平和, 福祉, 健康

① いのちをはぐくむ授業

いのちを育む授業は,生命・性の尊さ・大切さを学ぶ・いのちを育む大切さを学ぶ・いのちを育む基礎となる家族や家庭のあり方を学ぶ・性に対する正しい知識を学び適切な意思決定や行動選択の育成を図ることを目的とし,総合的な学習の時間の中で,3年生183人を対象に取り組んだ。授業は3回で構成されており,1回目は,養護教諭が講師となり乳児との接し方について赤ちゃん人形を使って学習,2回目は実際に育児経験のある教員からの話,そして3回目は助産師を講師として,いのちの大切さについて学ぶ講演会を行う。授業の前には赤ちゃんの発達発育の保健教育,理科で遺伝についてなど各教科と関連させ,学習活動がつながるよう指導した。
昨年度と同様に,新型コロナウィルス感染症への対策のため,地域の子供との触れ合いをすることは出来なかったが,赤ちゃん人形を使ったことで生徒は実感を持って取り組むことができた。

② 地域調べ

毎年9月末から,1年生を対象に行っている活動である。総合的な学習の時間を利用して,地域の遺跡や,古跡,歴史的建造物や宗教施設,それに関係する人物の業績や歴史,それにまつわる職業,いわれ,伝説など,地域に関係する情報を調べ,まとめ発表する活動である。特に,その遺跡(施設)が地域の人にとってどんな存在なのか,維持管理をどうしているかについても着目し,地域の持つ精神的土壌や伝統、習慣、誇りについてもアプローチを試みている。
今年度は,学区内の寺社や古墳などを巡り,そこで地域の方から話を聞いた。自分たちの生まれ育った岡山について知ることができた。それを学校に帰ってグループごとにまとめ,発表会を行った。

③ ボランティア活動

総合的な学習の時間や校外研修,課外での地域活動などで,異文化・多文化理解と,地域に貢献し地域の人と一緒に高松地区を作り上げていく活動を行った。コロナ禍で中々活動ができていない時期も続いたが,具体的には,生徒会執行部が環境セミナーへの参加,クリーン作戦,用水の藻引き清掃作業,川掃除などへの参加,赤い羽根街頭募金活動への参加などが挙げられる。

来年度の活動計画

ESDの活動を通じて,以下の力を身に付けさせたい。

  • 【スキル】「多面的・総合的に考える力」「コミュニケーションを行う力」
  • 【態度】「他者と協力する態度」「つながりを尊重する態度」「進んで参加する態度」

「1年生」

地域について知る・郷土に誇りをもつ(地域調べ)/平和・人権について考える(広島研修に向けて)

「2年生」

平和・人権について考える(広島研修)/持続可能な都市・共生社会について考える(職場体験学習)/平和・人権について考える(沖縄修学旅行に向けて)

「3年生」

平和・人権について考える(沖縄修学旅行)/ 生命・性の尊さ・大切さを学ぶ・いのちを育む大切さを学ぶ(いのちを育む授業)/進路の選択・決定に向けて自分の将来について考える

「全学年」

異文化・多文化理解/ボランティア活動/高松歴史教室(高松学区の史跡や文化遺産に詳しい講師を招き,専門的な話を聞いたり,体験的な活動(フィールドワークなど)をしたりする)/地域の諸団体と連携した取組(公民館まつり・用水の藻引き・まほろば祭り・古墳まつり・地域の運動会・クリーン作戦・食と環境フェア・清水宗治祭・防災キャンプ・JR桃太郎線3駅清掃・高松地区健康マラソンなど)