2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

人権, 福祉, その他の関連分野

本校では,「共生教育の推進」を活動テーマに掲げ,「人とのかかわりを通して,他者と認め合うこと,社会的な意識を高めること」を育むことをねらい,活動に取り組んだ。

具体的には,様々な人との交流として「附属小学校との交流」,校内での異年齢集団での交流として「なかよしタイム」,地域とのかかわりとして「地域交流」を柱として,活動に取り組んだ。本報告においては,本年度取り組んだ「附属小学校との交流」について報告する。

〇 附属小学校との交流

毎年,実施している,本校の児童生徒と附属岡崎小学校の2年生児童との交流活動として,サツマイモの栽培を通した交流を行った。

・ 5月には,サツマイモのつるさしの交流を行った。一緒につるさしを行い,その後にはゲームで一緒に遊ぶ時間を設定した。交流に先立ち,特別支援教育コーディネーターが附属岡崎小学校で出前授業を行い,「一緒に楽しく活動する」ことをテーマに,交流時のゲームを考える授業を実施した。実際の交流では,輪投げ,ボウリング,ボッチャなどを行い,手を取り合って楽しそうにかかわり合う姿が見られた。

・ 10月には,いもほりを行い,その2週間後に収穫祭と称して,一緒に収穫したサツマイモで焼き芋をつくった。新型コロナウイルス感染症の予防の観点から,一緒に食べることはできなかったが,協力して焼き芋の準備を行うことができた。また,いもほり,収穫祭の際にも,一緒にゲームを行い,お互い楽しそうに活動する姿が見られた。

・ 愛知教育大学講師の岩本佳世氏の指導のもと,本校小学部の児童と附属岡崎小学校の児童との招待交流を行った。これは,本校に附属岡崎小学校の児童を招き,休み時間を利用して定期的にかかわり合う活動である。回数を重ねるにつれ,児童同士の距離が近くなっていき,笑顔でかかわり合う姿が見られた。

来年度の活動計画

令和5年度も,本年度に引き続き,「附属小学校との交流」,「なかよしタイム」,「地域交流」の実施を予定している。今年度の反省も踏まえ,以下の点に留意していく。

・ 「附属小学校との交流」において,来年度も,特別支援教育コーディネーターが附属岡崎小学校を訪問し,事前学習を行ったうえで,交流を行いたい。児童だけでなく,両校の教職員にとっても,交流の意義を考える機会とすることができた。交流の中での両校にとってのそれぞれの学びを意識し,活動に取り組めるとよい。

・ 今年度からコロナ前のように,地域の店舗や公共施設へ本校の行事を紹介する活動を行った。「地域交流」において,来年度も本校の児童生徒が地域に出る活動を増やしていき,学びを形成する場としていきたい。