2021年度活動報告

本年度の活動内容

本園は、知床自然遺産である羅臼町の自然の中で、毎日元気に過ごす幼児が普段当たり前のようにある自然やその他の地域の環境が他にはない素晴らしい物だということに気付き、友達や教師、保護者と共感しながら幼児教育の充実を図っていった。

① 自然に触れ体感する活動

・四季を通じて園舎の裏山、近くの海で自然環境の素晴らしさを五感で感じながら活動することができた。

・園周辺で採った野草を自分たちで調理して食べたり,５歳児が自分たちで育てた野菜を調理して,３，４歳児にふるまう経験ができた。身の回りの植物や野菜の形や味を知り,周りへ思いやりの気持ちをもって活動することができた。

・幼稚園の取り組みに理解のある家庭から,食育で使ってほしいと食材の提供があり食育活動が充実した。（昆布,タマネギ,ジャガイモ）

② 地域産業、羅臼の素晴らしさを知る活動

地域の産業（漁業）に関わる施設や自然に関する施設を見学し,学びの機会を設けることができた。

③ 海洋教育の取組

・前年度の５歳児の活動を思い出し,５歳児が海を大切に思う気持ちから海を守るためにはどのような方法があるか考える活動につながり,講師を招いて学んだり,自分なりにどうしていくとよいか考えるきっかけ作りを行なっていった。

来年度の活動計画

・クマ学習は学年ごとに参加する活動を変えることで,より興味をもって参加できるようにしていく。

・いくつか地域の産業や自然を知ることができる施設を訪問し,学びにつなげることができたが,感染症流行の為,昆布に関する体験活動の時期を逃してしまい,実施できなかったので来年度は実施できるよう計画していく。