2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 食育

本校はユネスコスクールとしてSDGsに取り組む中で、多様な社会を「生きる力」を育むため「価値観」・「思考力」・「ビジョン創出力」・「分析能力」・「問題解決能力」・「コミュニケーション力」・「表現力」を学校理念として、「食と農業の循環環境教育」をユネスコスクールとしての取り組みとして進めてきた。具体的には「食」は家庭科の分野として(8回)、「農業」は理科の分野として(8回)総合学習の時間を使って学んだ。また、「循環環境教育」は「食の流通」に焦点を当て、本校内で育成したブルーベリーを文化祭で飴や綿菓子などに加工して販売するなど経済活動を学ぶ場とした。また、昨年までのキャンディデート期間には本格的なユネスコスクール認定に向けての準備としてASPUnivNetである玉川大学教育学部の小林亮教授による研修を2回行った。研修には本学理事会への情報共有のため、常務理事2名が参加した。加えて小林教授には外部向けの「異文化理解とユネスコスクール」という演題で教育セミナー開催にも協力していただき、20名の外部の教育関係者向けに講演をし、ユネスコスクールの成り立ちやその存在意義を説明していただいた。学内的には既存の「ユネスコスクール・国際交流推進委員会」の機動力をユネスコスクール認定後更に高めるために、「ユネスコスクール&SDGsフィールドワーク小委員会」を立ち上げ、①SDGsフィールドワーク(食と農業プロジェクト)、②ユネスコスクール公式WEBサイト、③ESD学会の3つの役割分担(担当)を定めた。さらに学内のPCネットワークにグループ専用のコーナーを設け、情報共有ができる仕掛けを構築した。今後更に「食と農業の循環環境教育」の深度を更に高め、一段上の実体験を生徒にさせるために玉川大学農学部との現場交流を交渉中である。

 

来年度の活動計画

本校の中心的ユネスコスクール課題である「食と農業の循環環境教育」の本校生徒へのフィールドワークの場の提供やSDGs体験学習などの機会を得るため玉川大学農学部との連携を深める準備を進めている。また、本校の「ユネスコスクール&SDGsフィールドワーク」メンバーに英語の教員がいるため、生徒が英語で発表できる訓練を行う。教員の活動支援として、ESD学会の窓口の活躍により、メンバーへの情報共有、学会参加へのマネジメント、学会へのレポート、論文投稿、生徒のレポート作成指導の支援を行う。