2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 福祉, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「命をいただく保育」から「命をつなぐ保育」も含め地域の自然環境を活用した保育を行っている。

ESDは環境を通した保育と捉え、ESDの実践を通して子どもの主体性や地域の教育力を活用した保育に取り組んだ。

  • 命をつなぐ保育

園で飼育しているチャボの卵をたべたり地域にいるあゆ、やまめを釣って食べたりすることで命をいただく保育としていたが、今年度から命をつなげる保育として飼育、栽培についてもESDのつながりを明確にしておこなった。今年度地域の出掛けオタマジャクシを捕まえ飼育をした。その中で子どもたちの命の捉え方をしっかり明確にしていった。

  • 地域の川での遊びを通して

園のある地域が水不足になった。水不足は今後も引き続き起こりうる問題なので園の水使用について見直しを行った。夏プールでの遊びを見直し地域の川を利用し水遊びをした。水遊びの予定だったが子どもたちが水の生き物や川の遊びへの発見、発展が多くあった。そのため川遊びがESDとしての価値づけを行ってきた。

  • 地域の教育力を活用して

水不足になった時、地域の消防団の方が1度だけ園のプールに近くの川からポンプで水を汲み上げてくれて満水にしてくれた。園の困りごとを相談すると子ども達の為と言って協力してくれた。また、園で育てた稲の藁を使ってしめ縄作りをする時も地域の方が子どもたちにしめ縄作りの指導をしてくれた。地域の方たちの力を借りて子どもたちに豊かな体験ができている。地域の方の協力だけではなく、この地域は少子高齢化が進みお年寄りが多い。地域に子どもの声が少ない。園外保育で園外に出かけることで地域に活気がでる。また、自遊学舎という高齢者の集まりの時に園児と一緒に遊んだり園児の遊びを見せたりしてかかわりを多くもつようにしてきた。このような関係を持ちつもたれての関係として継続できるようにしていく。

来年度の活動計画

1 地域を知る(園外保育)この地域ならではの自然環境を生かした場所を活用する。

雷石、大銀杏、三十三観音の場所に行く、遊ぶ

田んぼで小動物を捕まえる、茶畑で茶摘み⇒お茶づくり

2 川を使った活動

川遊び、小動物、魚を捕まえる、釣る、あゆのつかみ取り

3 つりぼりを使った遊び

4 畑、園庭の木の実の栽培、収穫

野菜、ブルーべりー、ミカン

5 チャボの飼育

卵をつかったクッキング