2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

本園の教育・保育目標は「心豊かでたくましい子」である。自然の不思議さ、美しさ、面白さに触れ心揺さぶられる体験が園目標につながっていく。ESDを「四季の変化と命を実感できる保育」と捉え、実践を通して地域への親しみや愛着の気持ちを育てることを目標とした。具体的には①命のつながりを実感できる教育活動②地域の自然・文化・人と関わる教育活動等を行った。
①命のつながりを実感できる教育活動
・2羽のチャボを飼育し、自分たちで責任をもって世話をする。産んだ卵は育てた野菜や地域の食材と一緒に子供たちがメニューを考え地域の商店で買い物をしクッキング活動を行う
・地域の川で夏はアユのつかみどり、秋はヤマメ釣りをする。生きている魚に直に触れ、目の前で開いてもらい食べる経験をし命をいただいていることを実感する。最後に稚魚を放流し自然の中で命が育まれることを願う。
・田んぼに出かけ小動物探しをし捕まえて飼育する。餌に生きている虫が必要になり、苦労して捕まえたり、命を守る大変さを実感する。季節によって自然の様子が違うことに気づき、また春になり新たな命がつながっていることを知る
②地域の自然・文化・人と関わる教育活動
・よもぎ、タケノコなど地域にある食材を使ったクッキングの中で、地域の人や商店との関わりを持っている
・代々伝わる天狗伝説があり、子供たちはその存在に見守られながら様々なことに取り組む。また天狗探しの散策を通して雷石・大イチョウ・三十三観音など地域の名所を知り、その文化に触れ親しみを感じている
・バケツで稲を育て収穫し、脱穀等を行い味わった。また刈った後の藁を使い地域の方に教わって正月飾りを作った

来年度の活動計画

四季の変化と命を実感できる保育
~地域の自然・文化・人とのかかわりをいかした保育~

四季を通して命を感じる
・年間を通したチャボや亀の飼育
・アユのつかみ取り  ・ヤマメ釣り
・自然の恵みをいただく
よもぎ、たけのこ、野イチゴ、ブルーベリー、米
四季を通して地域の自然の中であそぶ
・地域を散策しながら、1年をかけて伝説の天狗を探す
・川での遊び  ・山のたんけん
地域の人とのかかわり
・商店 ・高齢者 ・小学生