2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

※2021年12月~2022年11月の活動について記入

本校は、「自ら学ぼうとする意欲と向上心を持った、知・徳・体の調和のとれた生徒の育成」を教育目標として掲げ、総合的な学習の時間を中心にESDの実践を行ってきた。持続可能な社会の実現を目指して、生徒が主体となり活動を行っていくことで、これからの未来を担っていく意識を持たせてきた。

具体的には、「伝統文化」「国際理解」「環境」という3つの分野に別れ、それぞれの分野から持続可能な社会を実現するための活動を行った。

 

「伝統文化」「国際理解」「環境」についての学習は、総合的な学習の時間に各学年でそれぞれの分野の学習を進めた。外部講師による世界の現状についての話を聞き、自分たちに出来ることを考える学習や職場体験・調べ学習を通じて持続可能な社会のために自分に出来ることを探求する活動などを行った。

そして、総合的な学習の成果を発表する場として、本校では「飛梅祭」を開催している。この「飛梅祭」では、「伝統文化」「国際理解」「環境」の3分野から、持続可能な社会の実現に向けた能力及び態度を育成することや探求した成果を発信する場として実施している。

一例として、伝統文化では、能や狂言、茶道、上野町餅つき踊りなど金沢や地域の伝統文化を実技として披露したり、国際理解では外国のガイドブックを自分たちで作成し、展示物としてまとめるなどの活動を行った。

上記の内容を生徒や地域の方々に向けて発信する「飛梅祭」を通して、SDGsに対する意識を高めていった。

 

 

「金沢ふるさと学習」では、1年生は金沢の偉人について調べる活動を行い、クロームブックでまとめ全体で共有した。偉人の功績と影響をまとめ、自分たちにも出来ることを考える良い機会となった。

2年生では金沢の伝統文化について学び、それを保全していくためにどんなことを行っていくべきかを検討した。また、金沢フォトコンテストを行い、金沢の町並みを写真に納め、生徒同士で評価し合うことで、金沢の良いところを見つけ郷土愛を育てる活動も行った。

3年生は世界と金沢のつながりを学ぶため、金沢の姉妹都市を調べ、国際社会での金沢の役割について考える学習活動を行った。今後の金沢を担っていく自分たちの役割を確認し、金沢の良さを発信することもできた。

来年度の活動計画

4月~6月の活動では1年生は国際理解,環境、2年生は伝統文化,環境、3年生は国際理解,金沢の偉人について学習を行っていく。

7月から10月にかけて、総合的な学習の時間を週2時間設定し、1~3学年の生徒が伝統文化、国際理解、環境の3分野から希望調査をとり、主体的な学習活動の場を設定する。外部講師を招き体験型学習活動をする講座や、生徒が興味・関心を持った題材についてグループで協力しながら探求する講座などに分かれ、総合的な学習の成果を発表する「飛梅祭」(文化祭)に向けて準備を行う。

「飛梅祭」では保護者や地域の関係者など、学校外部の方々にも子ども達の成果を見てもらう場としており、学校としてSDG,sに向けた取り組みを発信する場として生徒にも意識して活動を行うよう促していく。