2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 福祉

当園は、「みんなちがってみんないい」を教育理念のテーマとして、ESDを小さな幼稚園の子どもでも出来ることを少しずつ取り組んでいこうと、ESDの実践を通して豊かな感性と、たくましさ、人としての根の部分を太くたくましく形成していくことを目標として活動に取り組んでいます。

具体的には、環境教育、国際理解、地域交流を柱に、①収集・美化・栽培・廃品の再利用・飼育・木育に係わる活動、②英語遊び・日本文化理解に係わる教育を行った。介護老人保健施設との交流、地域住民事業所との交流活動は新型コロナウィルス感染症の感染防止・予防のため交流活動が中止となった。

① 環境教育に係わる活動

(1)リングプル・エコキャップ

保護者の方々や近隣の事業所も協力して下さり、集まったエコキャップ・リングプルを今年度はライオンズクラブへ寄贈してバトンタッチ。地域の交流にもなり、小さな子どもとって一番取り組みやすい活動として定着しており、今般の状況でも収集活動が出来ました。

(2)古切手収集

日本や海外の切手コレクターに買ってもらいます。キロ単位で1kgが1000円位になり、そのお金を発展途上国に寄付します。

(3)書き損じハガキ

切手付・未投函葉書で書き間違えたり、余ったりして使われていないものを集めます。それをお金に替えて切手同様、発展途上国に寄付しました。

(4)古い眼鏡収集

何人もの途上国の人たちや子どもたちが、眼鏡が無いことで、仕事・勉強・生活などに支障をきたし困っています。みんなが使わなくなった眼鏡で誰かが明るい毎日を送ることが出来ることを願い、ご家庭の協力を得て収集活動に取り組んでいます。

② 国際理解に係わる活動

外国人講師による、英語遊びの取り組み。英語という言語を楽しむことができ、その他にも世界各国の挨拶の言葉を各月のテーマとして決め、その国の言葉や料理・文化遺産などを調べ多くの国の現状に目を向けることができた。

③ 地域交流に係わる活動

今年は新型コロナウィルス感染症により小学校・中学校・高校に通う生徒との異年齢による交流活動が中止となり、また近隣の老人保健施設との交流活動も中止となり、高齢者との触れ合いも行えない1年となりました。

来年度の活動計画

・リングプル、エコキャップ収集の継続(子どもたちが取組み易い活動)

・近隣の老人保健施設との地域交流

・近隣の小学校、中学校、高校との異年齢交流活動

・他団体との共同収集(古切手、書き損じ葉書・古眼鏡収集)

・ユネスコフォーラムの参加

・歳末助け合い共同募金活動

・歳末助け合い演芸大会出演(チャリティー募金)

・緑のカーテン作りや緑増やす活動を微力ながら挑戦

ユネスコ活動を通して、人間としての基礎の部分を大切にし、本気で遊んで自ら進んで積極的にチャレンジしていくこと、『生きる力』を身に着け人としての『根の部分』をたくましく形作っていける活動を計画しています。