2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 国際理解, 持続可能な生産と消費

本校は、建学の精神「彼我一体」を掲げ、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して①問題を発見し現状を把握する力、②情報を収集分析し問題の本質を突き止める力③解決方法を考えそれを表現する力の育成を目標とした。

【1年生】

①9月 探究活動発表会 テーマ「水」

ユネスコスクールが重点的に取り組む分野「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」のテーマとして「水」を取り上げた。(1)バーチャルウォーター、(2) 世界の水の供給インフラ設備の状況、(3)マイクロプラスチックの3つについて調査結果をまとめ発表した。

【2年生】

①7月 English Camp (TOKYO GLOBAL GATEWAY)

ユネスコスクールが重点的に取り組む分野「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」を目的として実施した。英語によるコミュニケーションを通して、国際理解・多文化共生への理解が深まった。

②9月 探究活動発表会 テーマ「ゴミ」

ユネスコスクールが重点的に取り組む分野「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」のテーマとして「ゴミ」を取り上げた。(1)捨てる行為を楽しくする、(2)ゴミを材料として新たな価値を生み出すという視点を導入し、生活する以上必ず出るゴミをどう利用していくかについて発表した。

【3年生】

①7月 国内探究活動

本来ならばオーストラリアでの語学研修を計画していたがコロナ禍により断念し、生徒たちが企画して国内での探究活動を実施した。「企業公用語として英語」をテーマに、元CAの方を講師にお招きし研修会を実施した。講演や実践的コミュニケーション術を学びながら多様な文化を背景に持った人たちとのコミュニケーションについて理解を深めた。

②9月 探究活動発表会 テーマ「2030年未来予想図プロジェクト」

ユネスコスクールが重点的に取り組む分野「地球市民および平和と非暴力の文化」のテーマとして「2030年の世界のあるべき姿」を取り上げた。地球市民として必要な資質が何であり、それをこれからどうのように身に付けていくべきかについて意見を発表した。

来年度の活動計画

【7月】English Campの実施(2年生)

校外の施設を利用し、英語を使った実践的なコミュニケーションを通して、国際理解・多文化共生について考える機会としたい。

【9月】探究活動発表会の実施(全校)

本校の文化祭である「感謝祭」にて、各学年がそれぞれのテーマに沿って学習してきた成果を発表し、本校の目標である3つ力の育成の機会としたい。

【2月】オーストラリア語学研修の実施(3年生)

実施についてはコロナ禍の状況を考慮して判断する。その判断を教員主導ではなく生徒が主体的に情報収集し考え判断することで、たとえ中止になっても、中学校3年間の集大成と言えるような学びの場としたい。