2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は地域産業を担う人材の育成を目指し、「持続可能な観点から行う産業活動や経済活動を通して地域に貢献すること」をテーマに活動している。様々な活動をSDGsの17の目標に照らしあわせ、自ら考えて行動できる人物になるために日々実習や座学を行っている。これらの学習を通し、多くの人が将来にわたって幸せに過ごすための地域環境作りに携わる経験を大切にしている。具体的には、課題研究、地域交流活動で以下のような取り組みを行った。

①環境に係る活動
・電気建設工学科1年生の授業でグランド整備用の木製トンボを作成した。作成したトンボは生徒自身の出身校に寄贈し、活用していただいている。農と食科では花を育て、花壇等を作成し、地域の緑化に貢献した。

②地域貢献に係る活動

・地域防災の観点から避難所に指定されている小学校に「防災かまどベンチ」を設置した。機械工学科・電気建設工学科が協働して取り組み、本年度は城北畑小学校に1基設置することができた。JR篠山口駅のロータリーにペットボトルを利用したイルミネーションを作成し、憩いの場を提供した。また、今年度は竹灯プロジェクトも生徒が提案し、地域のまちづくり協議会と連携して活動した。

・高校生の目線からSDGsの観点を取り入れ、地元に古くから伝わるデカンショ節のアレンジを考えるなど伝統行事の継承にかかわる取り組みを行った。

・丹波篠山の特産品を使った商品開発を行った。地元商工会とのコラボ企画で特産物を生かした商品開発を目指してコンテストに参加した。本校生が考案したライスバーガーは準優勝を獲得し、地元飲食店で商品化されている。

③食育に係る活動

・新型コロナ感染症の流行により3年間のブランクがあったが、今年度は感染対策に留意し、時間も短く区切って行うことができた。内容は地域の小学5年生とのイネの栽培に関する交流学習で、田植えと稲刈りを中心に実習と座学を行った。短い時間ではあったが、本校農と食科3年生にとっても入学以降初めての交流事業となり大きな成果があった。

来年度の活動計画

【各科の協働での取組】
・地域防災の観点から避難所に指定されている小学校に「防災かまどベンチ」を設置する活動を継続する。学科の持つ特色を生かし、機械工学科・電気建設工学科・総合ビジネス科・食と農科が科の枠を超えて協働して取り組むことで本校の強みを生かせる活動となるように交流活動も再開したいと考えている。

・その他にも各科で計画している活動は以下のとおりである。

【各科が予定している取組みについて】

機械工学科

・アグリステーション丹波ささやまと共同してのイベント運営

・丹波子ども塾での句作教室などのワークショップ開催

電気建設工学科

・味間地区まちづくり協議会と連携し、駅周辺の賑わいを取り戻すための活動

(ペットボトルツリー、竹灯プロジェクト、風車プロジェクト)

総合ビジネス科

・地域の小学生とのパソコンを利用した交流

・機械工学科と連携した商品開発と販売

農と食科

・小学生との農業体験、食育活動

・地元の特産品を使った商品開発とPR