2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解, 減災・防災

環境教育
2年生「水の中の生き物を見つけよう~茨戸川探検~」
 学校近くを流れる茨戸川へ2回行き、水の生き物を採集してきます。「どうしたら捕まえることができるか」と考え工夫をする姿や、「捕まえた生き物を気持ちよく飼うためにはどうしたらよいか」と様々なことを追究していく姿が見られました。
 自然と触れ合い、自然と「対話」することで得られる気付きや興味は、理科などの学習意欲の高まりや今後の環境への意識につながっていくと考えます。
 採集した生き物は、教室で大事に育て、「水族館」として全校児童に見せたり、生き物の生態などを説明したりする活動を行いました。

防災教育【命と安全を守る授業】
5年生「なぜ事故が起こりやすい?」
事故が起こりやすい場面から、事故の回避方法や事故が起こる原因を、具体的な例を挙げながら考えていきました。実体験や状況から考えられることを交流する中で、今まで知らなかった対応についても学ぶこととなりました。
他の学年でも、同様の授業を展開し、安全に生活する方法について学んでいます。

エネルギー教育
5年生「石油の輸入戦略」
 日本が、一つの国ではなく多くの国から石油の輸入をしている事実を考えることを通して、様々な状況を想定しました。もし一つの国を頼り、その国との輸入が止まってしまったら、石油が使えなくなることから、北海道の冬の石油の使用量にも目が向き、エネルギー問題にどう向き合っていけばよいのかを考えるきっかけとなりました。

国際理解教育
5・6年生「JICAの先生と仲よしになろう」「We can2」
国際交流として、JICA研修生との交流や授業のほか、留学生との交流等、外国人との触れ合いを多くもつことにより、文化の違いや多様性を尊重する姿勢が少しずつ身についてきています。
また、英語の学習ではALTとの交流や、友達とゲームをする中で簡単な意見や感想を述べるなどコミュニケーションを図っていました。友達の新たな一面を知り、違いを尊重する姿勢が身に付いてきていました。

来年度の活動計画

環境教育
成果)環境に関する内容は、複数の教科を関連させることで、生活に生きて働く知識や技能として定着してきている。
課題)1年生から6年生までの系統性を今以上に考えた指導を展開することで、更に環境問題への意識を向けていけると考えている。

防災教育
成果)全校一斉に取り組むことで、防災教育に関する職員の意識の高まりが見られ、指導内容の充実へ向けて意欲的に取り組むことで、児童の理解がより深くなっている。
課題)より切実感のある話題を取り上げた授業を展開したり、災害の想定をより現実的にしたりするなど、現実に対応した授業改善を図る必要がある。

国際理解教育
成果)外国語や外国の文化に数多く触れることで、違いを尊重する姿勢が身に付いてきている。英語の授業の充実により、英語によるコミュニケーション力も高まっている。
課題)JICA研修生や留学生の受け入れはそう多くはないので、機会を見付けて外国語の文化に触れるような場を設定していく必要がある。

エネルギー教育
成果)身近にあるエネルギー問題への興味・関心が高まってきている。見方を少し変えるだけで様々な考えをもつことができるという学びが非常に効果的である。
課題)エネルギー問題への職員の意識を今以上に高め、指導の充実につなげていきたい。

 次年度は、成果を生かし、課題を解決していけるよう、教育内容を充実させていく。