2022年度活動報告

本年度の活動内容

本校は，生活科や総合的な学習の時間を中心に，地域学習をもととした学年に応じた環境の保全と創造に関する学習活動を行った。その際，地域の現状・諸課題を国内外の状況と関連づけ，この活動を通して各児童に持続可能な社会の担い手に必要な主体性・協働性・創造性・社会貢献力を身につけさせることで，広く発展的に社会へ働きかけていくことができる児童を育てることを目的とした。
具体的には，①地域学習，②環境学習，③農業体験，④緑化活動を行った。

福山市善行児童生徒表彰：山南小6年生

①地域学習に関わる活動
・伝統芸能「山南のはねおどり」（５年生）について調べ学習を行い，他学年に伝えることで地域に伝わる伝統を継承していく大切さを学ぶ。

・地域学習「平家谷伝説」（６年生）＊平家の武者が隠れ住んだと伝えられる横倉地区の学習をもとに，ふるさと山南についての郷土愛を育てる。椿オイルづくり・ゆず茶の販売（平家谷ボランティアガイド7名）

・地域の宝を紹介したいとの思いから，ふくやまFMでの山南地域のラジオ紹介。（6年生）

・地域の花しょうぶ園を見学し，ボランティアの話を聞いて，紹介ポスターを作成，地域に掲示。(3年生)

②環境学習に関わる活動
・学校や家庭においての省エネルギー推進活動
・エコ新聞作成，他学年，地域・保護者へ発表，環境出前授業，地域の清掃活動をもとに啓発ポスター作成，牛乳パックで作ったいす作り（4年生）
・空き缶，ペットボトル，ペットボトルキャップ，トレイ，段ボール等の回収活動　(児童会，環境委員会，4年生)
・PTA資源回収活動

③農業体験
・さつまいもの栽培（1，2年生），夏野菜・ミニトマトの栽培（2年生）

・かしわもちづくり（2，4年生）

・大豆の学習と栽培・豆腐作り（3年生）
・地域特産物ぶどう作りの体験と学習，育てたぶどうを使ったジャム作り，他学年，地域・保護者へ発表（5年生）

・特産物をもとにしたキャラクター「ブドウモリ」の活用（全校）

④緑化活動
・パンジー・サルビア・ヒヤシンス等の栽培（環境委員会，3，4年生）
・グリーンカーテン（ヘチマ・アサガオ）の設置

来年度の活動計画

来年度においては，地域学習をもとにした環境の保全と創造に関する学習活動を継続して行う。ESDの観点を学校全体で共有化し，児童に持続可能な社会の担い手に必要な主体性・協働性・創造性・社会貢献力を探求的な学習を計画的に行ない，育てていきたい。また， ESDの観点をより意識し，目的化するなかで，どのような活動においてそれらの力をより育むことができるのかSDGｓなどの研修を進めながら，個々の活動の充実を図り，地域・保護者に啓発を行っていきたい。そして，保護者，地域，学校が一体となったより良い活動に改善・発展させていきたい。