2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 世界遺産・地域の文化財等

本校は「できることからはじめよう」を活動の合言葉に、「今まで実施していきた取組をさらに発展させていく」こと、それを「後世に伝えていくこと」をめざし、ESDの実践を通して、地域で活躍する人材の育成に取り組んだ。

具体的には、学校間・文化交流、地域への参加、ボランティア活動を柱に活動を行ってきた。

①学校間・多文化交流

 本校には、印旛特別支援学校さくら分校が併設されており、学校間の交流が行われている。体育祭やお互いの文化祭への参加、合同避難訓練など実施している。また、さくら分校が制作したパンの販売が定期的に行われている。県内ユネスコスクール間の交流として、年に一度行われている成果報告会も実施されている。他県のユネスコスクールとの交流会も実施した。メロス言語学院との交流では、アジアを中心とする外国人学生が来校し交流をした。高大連携事業としては、近隣の大学2校と連携し、大学主催のプレゼンテーションコンクールや公開授業に参加するなどし、交流を深めた。また今年は、県の事業としてマレーシアの高校との交流に参加することができた。参加は一部の生徒だったが、成果報告会を通じて、他文化交流の機会を学校全体に還元することができた。
別々の環境で学ぶ学生たちとの交流は、生徒にとって大変貴重な経験となり、その後の学校生活での主体的活動へとつながる有意義なものであると感じている。

②地域への参加

 地域で活躍する人材の育成に取り組むため、地域で開催されているイベントへ参加し、地域住民との交流を深めた。生徒が地域に出向くことで、生徒を地域の一員としてとらえてもらい、校内外の教育活動を支援してもらえるきっかけになると感じている。

③ボランティア活動

 小学校宿泊合宿ボランティアや地域での祭りボランティアなどに参加した。支援する立場として、生徒自身が多くの事を学ぶきっかけになったと感じている。学校全体の取り組みでは、毎年地域清掃を学期に一度実施しており、通学路を中心に清掃を行っている。

来年度の活動計画

来年度の活動計画として、学校間交流として、特別支援学校との交流と他のユネスコスクールとの交流、大学や言語学校との交流を今後も継続して取り組んでいきたい。また、ボランティア活動として、宿泊合宿ボランティアや介護・福祉施設でのボランティア、地域のイベントでのボランティアや地域清掃をより積極的に実施していきたい。来年度は、本校に在籍する生徒のさまざまなニーズに対応するため、自ら学ぶ環境作りに力を入れ、学習や体験の機会をより増やしていきたい。具体的には、今年度のユネスコスクール間での意見交換会の中で、お互いの学校で取り組むべきテーマとして挙げられた「環境保全」のための新たな取り組みを実現していきたい。