2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

当校は、「自ら考え、判断できる、がまん強い子」を教育目標として、ESDを学校教育活動の一部と捉え、ESDの実践を通じて「しっかり聴ける子、がまん強い子、人の気持ちがわかる子、しなやかな体をもつ子、夢を持ち努力する子」の育成を目標とした。
具体的には、「学ぶ意欲、教える意欲に溢れる学校、児童にルールやマナーが身についた学校、地域の核となる開かれた学校」を柱に、水辺の楽校事業や地域教材を活用した世界遺産学習を行った。
【世界遺産学習】
本校は平城京跡に隣接する校区にあり、文化的遺産の多くに触れながら住居する特徴がある小学校である。この環境を学習教材としてとらえ、児童の地域に親しみ愛する心を育てる授業を行っている。具体的には、平城京跡での秋探し、生き物探し、町探検、校区探検、世界遺産社会見学である。

【水辺の楽校事業】
新年度初めに佐保川桜祭りが開催される。児童、保護者、地域住民が事前準備から当日の用意、また環境整備のための佐保川清掃が年間を通して計画的におこなわれている。
地域住民や関係機関、児童やその保護者が数百人集まり、佐保川の清掃活動をおこない、水辺のコンサートにつなげている。これには本校児童の他、地域の保育園、中学校、高等学校からも多数の出演者があり、学校校種を超えた音楽交流がある。毎年、楽しみに演奏を聴きに来られる市民もおられ、盛大に行われている。

来年度の活動計画

「豊かな心をもち、自ら進んで創造し実践するねばり強い子どもの育成」を教育目標として、ESDを学校教育活動の一部と捉え、ESDの実践を通じて「しっかり聴ける子、がまん強い子、人の気持ちがわかる子、しなやかな体をもつ子、夢を持ち努力する子」の育成を目指す。
実施においては、水辺の楽校事業である佐保川清掃と平城京跡を学習教材とした世界遺産学習を柱に取り組んでいく。