2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等

ESD教育の一環として、総合的な学習(奈良市では総合「なら」と呼称)において、地域遺産・世界遺産、環境に関わる学習に取り組んだ。3年生では「おん祭」で伝統行事について、4年生では「奈良公園の鹿」をテーマに環境や人々の関わりについて、5年生では「奈良市の世界遺産全般」、6年生では「正倉院」を中心に学びを深めた。また、5年生では、世界遺産の学習に加えて「ビオトープ学習」に取り組んだ。この自然環境学習も本年度で10年目を迎え、毎年活動の幅を広げている。ムロガ環境デザインズの室賀泰二(むろがたいじ)さんを中心に、環境科学博士の谷幸三(たにこうぞう)先生の指導を受け、今年度は年間11回の活動を行いながら、子ども達が佐保の自然や環境から課題を自らの問題として捉え、一人一人が自分にできることを考え、実践していくこと学んでいる。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、学びを発信する場をもつことができなかったが、ESDのねらう学びにせまれたと考えている。例年通り、年度末には4年生に引き継ぎ式を行い,来年度の活動につなげていく。

来年度の活動計画

令和3年度も、3年生から6年生で、今年度と同様の内容を学んでいく予定。新型コロナウイルス感染状況を注視しながら、今年度は十分にできなかったフィールドワークを各学年で充実させていきたい。また、5年生を中心に「ビオトープ学習」も継続する。今年度同様、以下に主な活動内容を列挙しておく。
①ビオトープを学ぶ「ビオトープって何?自分たちの考えるビオトープ」②ビオトープ改修「よりよくするために」③夏の佐保川観察「水生生物から自然を考える」④夏休み自由研究の視点⑤ビオトープの観察「ビオトープに住む生き物」⑥水辺のビオトープの整備「地被植物等の植え付けなど」⑦秋の佐保小観察「校庭の樹木や植物の観察から」⑧ビオトープの掃除・施肥「落ち葉についている虫は?」⑨ビオトープ活動のまとめ⑩4年生に活動を伝えよう
上記内容を,実施しESD教育のねらいに迫っていく。