2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等

ESD教育の一環として,5年生を中心に総合「なら」の時間を活用し「ビオトープ学習」に取り組んでいる。
 この自然環境学習も本年度で9年目を迎え,毎年活動の幅を広げている。ムロガ環境デザインズの室賀泰二(むろがたいじ)さんを中心に,環境科学博士の谷幸三(たにこうぞう)先生の指導を受け,年間13回の活動を行いながら,子ども達が佐保の自然や環境から課題を自らの問題として捉え、一人一人が自分にできることを考え、実践していくこと学んでいる。ESD教育「持続可能な開発のための教育」の目標である「私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題をについて考え、立ち向かい、解決するための学び」の礎を築くことで,地域を守り発展させていく人材が育っている。その成果を,本年度奈良の地で開催された「第10回世界遺産学習全国サミットinなら」において,全国から多数集まった教職員や関係機関の方々に,児童が取組をポスターセッションの場で発表することができた。年度末には,4年生に引き継ぎ式を行い,来年度の活動につなげている。

来年度の活動計画

2020年度も,5年生を中心に「ビオトープ学習」を行っていく。以下に主な活動内容を列挙しておく。
①ビオトープを学ぶ「ビオトープって何?自分たちの考えるビオトープ」②ビオトープ改修「よりよくするために」③夏の佐保川観察「水生生物から自然を考える」④夏休み自由研究の視点⑤ビオトープの観察「ビオトープに住む生き物」⑥水辺のビオトープの整備「地被植物等の植え付けなど」⑦秋の佐保小観察「校庭の樹木や植物の観察から」⑧ビオトープの掃除・施肥「落ち葉についている虫は?」⑨ビオトープ活動のまとめ⑩4年生に活動を伝えよう
上記内容を,実施しESD教育のねらいに迫っていく。