2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉

令和4年度も、当初の活動計画に沿って、ESD教育の一環として、総合的な学習(奈良市では総合「なら」と呼称)において、地域遺産・世界遺産、環境に関わる学習に取り組んだ。3年生では「おん祭」で伝統行事について、4年生では「奈良公園の鹿」をテーマに環境や人々の関わりについて、5年生では「奈良市の世界遺産全般」、6年生では「正倉院」を中心に学びを深めた。また、5年生では、世界遺産の学習に加えて「ビオトープ学習」や、中庭に柑橘系の樹木を植樹し「バラフライガーデン」の整備も行った。この自然環境学習も本年度で12年目を迎えた。今年度は年間15回の活動を行いながら、子ども達が佐保の自然や環境から課題を自らの問題として捉え、一人一人が自分にできることを考え、実践していくこと学んでいる。
ビオトープについては、創立100周年事業の一環として大改修を実施しており、年度末にはカワニナを放流し、その後ホタルの幼虫を飼育する予定である。今年度も、新型コロナウイルスの影響で、学びを発信する場をもつことができなかったが、ESDのねらう学びにせまれたと考えている。例年通り、年度末には4年生に引き継ぎ式を行い,来年度の活動につなげていく。

来年度の活動計画

令和5年度も、3年生から6年生で、今年度と同様の内容を学んでいく予定。新型コロナウイルス感染状況を注視しながら、できるかぎりフィールドワークを各学年で充実させていきたい。また、5年生での「ビオトープ学習」は、大改修を受けて、「ホタルの舞うビオトープ」にとりかかる予定である。地域の方や学識経験者の指導のもと、サスティナブルなビオトープにしていきたい。