2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 持続可能な生産と消費, 貧困

本校は、「竜南いのち守り隊」を活動テーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、多面的・総合的に考える力、つながりを尊重する態度の育成を目標とした。

具体的には、総合的な学習の時間を中心に行った防災学習、年間を通して行っているボランティア活動を柱に、①地域や社会とのつながりを深める活動、②防災意識を高める活動、③被災地の人々の想いに根ざした活動を行った。

  • ①本年度は、地域を結びつけ、社会に貢献できる活動として、ユニクロの「“届けよう 服のチカラ”プロジェクト」に応募した。これは、使わなくなった子ども服を回収し、ユニクロに発送することで難民になっている子供たちに服を届ける活動である。ユニクロから講師を招き、全校集会で難民の状況、服の必要性、活動方法などについて説明を受けた。生徒会が中心となり、近くの公共施設、保育園、小学校に呼びかけて活動を広げた。回覧板を通して地域にも情宣し、資源回収の機会に多くの子ども服を集めることができた。校内でも呼びかけに応じて子ども服を持参する生徒が多く見られた。仕分け、発送作業のボランティアには生徒会役員以外にも多数の生徒が参加し、およそ1万着の子ども服を発送した。
  • ②本校では、年に2回避難訓練を行っている。今年は、生徒に事前連絡をすることなく、休み時間を使って教師が教室にいないシチュエーションで行った。生徒は、避難訓練時の放送の指示もしっかりと聞き、避難をすることができた。3年生は、防災学習として総合的な学習の時間に調べ学習を行った。「避難生活に必要なもの」や「応急処置の方法」などについて調べ、リーフレットにまとめた。
  • ③本校では、2年前まで夏休みに東北復興支援訪問を行ってきた。しかし、現在は実際に訪問することができず、別の形で交流を続けることとなった。具体的には、ICTを用いて宮城県亘理町立荒浜中学校と中継を結び、学校紹介などの交流を全校で視聴した。また、東北の復興に貢献するための活動として、現地の特産品のバザーも行っている。

来年度の活動計画

来年度の活動計画

4月・・・避難訓練(全校)

6月・・・資源回収

8月・・・地域ボランティア参加、避難訓練(全校)

11月・・・文化祭での荒浜中との交流、資源回収

12月・・・名古屋ユネスコ協会SDGsパスポート体験発表会参加

2月・・・エコキャップ、ベルマーク回収運動

3月・・・学習のまとめ