2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

4年生社会科「水害からくらしを守る」において自分たちの学校の防災について学習した。市が作成しているハザードマップを参考にして、大規模な水害が起こった際に、地域や自分の家がどのような被害を受けるのかを実際に想定した。その上で、どのような準備が重要なのかをインターネットや本を参考にして考えた。

調べ学習の視点を「事前・災害時・事後」に分けて考えることで、事後を見越した準備が何よりも重要であることに気づいていた。さらに、自分たちの学校にはどんな備えがあるかを確認した。本校の防災倉庫には自分たちが調べ、必要だと思っていたものがあまり準備されていないことに驚いてた。特に食料の備蓄が全く足りないと感じ、近隣の公民館にも足を運び確認したが、食料の備蓄はなかった。子どもたちはそこで「自分で準備する・自助」の大切さを身にしみて感じていた。

秋の遠足では本校に届ける物資が備蓄されている倉庫を見学することができた。今まで見たどの倉庫よりも大きく、充実している様子を見て、自分たちの安全が守られていることを実感できた。ただし、遠足で実際に歩いてみると予想よりも遠く、水害時になるとすぐには届かないであろうことも実感を持って予想することができ、さらに自助の大切さを感じていた。

学習したことをポスターにまとめることで、全校の子どもたちにも準備の大切さを伝えようとすることができた。

 

 

4年生の総合の学習で「金沢市の偉人」について学習した。学芸員の方に出前授業をしていただいたり、金沢市のふるさと偉人館を訪れて自分の好きな偉人について調べたりしたことを、新聞にまとめ発表することができた。金沢市にはとても多くの偉人がいることや、世界に影響を及ぼす様々な研究・発見・芸術などが自分のふるさとの人によってなされたことを知り、自分のふるさとに関心と誇りを持つことができた。

来年度の活動計画

コロナ禍において、各家庭で体験的な活動が不足していることも鑑み、今年度と同様、どの学年でも「実感」を大切にした学習をしていく。随時、講師をお招きしたり、実際に足を運んだりして本物に出会える学習を展開していく。

第4学年偉人学習・水害にそなえる:遠足、体験学習、出前授業、見学