2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境

本校は豊川下流域圏に位置する学校です。毎年4年生の児童が,設楽町立清嶺小学校(豊川上流),新城市立舟着小学校(豊川中流)と合同で,6月に水生生物調査・水質調査等を行い,11月にそれぞれの流域での調査結果を持ち寄り,豊川流域園子ども会議を行っています。
 6月の調査では,国土交通省豊橋河川事務所の職員の方に教えてもらいながら,水生生物調査やパックテスト(水質検査)を行いました。水性生物調査では,実際に豊川に入り,網で川底をすくったり,石の下をこすったりして,小さな生物を集めました。集めた生物は川の汚れの指標となります。トレーに並べ,水生生物一覧のシートを見ながら水質を判定し,豊川がきれいな水であることを実感しました。
 本校の4年生児童は,6月の調査から豊川を取水源とし学校周辺を流れる松原用水についても関心を広げ,9月には「学校近くの水路はきれいなのか」という疑問を解決しようとパックテストを行いました。11月の豊川流域園子ども会議では,この調査結果をまとめ,清嶺小学校,舟着小学校の児童に伝えました。
 調査を通して,豊川がきれいな水であることを知った子どもたちは,これからも自分たちの努力で川をきれいに保っていきたいという思いをもつことができました。

来年度の活動計画

来年度も,豊川流域圏の3校合同で,水生生物調査や豊川流域園子ども会議を実施する予定です。4年生の子どもたちが,調査や子ども会議を通して豊川に興味をもち,自分たちのくらしと豊川との関係に目を向けながら実態を理解していくこと,さらにはくらしを支える環境に対してできることは何かを考えていける活動へと発展させられるように,授業を構想していきたいと考えています。