2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境

本校は豊川下流域圏に位置する学校です。毎年4年生の児童が,設楽町と新城市の小学校とそれぞれの流域の水質調査や水生生物調査を行い,調査結果を持ち寄り,豊川流域こども会議を行っていました。しかし,新型コロナウイルス対策のためここ2年間行うことができていません。この先も不透明な感じもあるので,SDGsのことについて考えて行こうと方向転換をすることにしました。

「未来の天気予報」という動画を見て,地球温暖化がこのまま進むと,未来の日本が災害や食糧不足で大変になることを知ることができました。何とかしなくてはいけないという思いのもと,地球温暖化について詳しく調べたいテーマを考え,本やインターネットで調べ学習を進めました。その後,調べたことをチームごとにポスターにまとめ,発表を行いました。

2学期には,環境問題について未来への思いを絵にし,エコメッセージ絵画コンクールに応募しました。作品がポストカードとして戻ってきたものを,自分たちの思いを伝えるために活用しました。また,出前授業でSDGsについて学んだ事をきっかけに,興味をもった目標について調べ,タブレットを使ってプレゼンテーションもしました。友達の発表を聞いて,世界にはさまざまな問題があることを知り,問題解決のために自分たちにできることをしていこうという意識が高まりました。

ESDの実践を通して,エアコンの設定温度を夏場は28度にしたり,給食の残食を減らそうと声をかけたりするなど,実際にSDGsを意識した行動を取る姿が見られるようになりました。また,SDGsについてもっと多くの人に知ってもらいたいという思いもあり,他学年や保護者に広げていくことができました。

来年度の活動計画

来年度は,豊川流域こども会議をあきらめ,高学年を中心にSDGsについていろいろな面から追求をすすめていきたいと考えています。コロナ禍のため,外に出た活動や人との交流を中心とした活動は,計画することが困難であるので,学校全体がSDGsの意識か高まるような活動の展開を考えたいと思います。そのためには,まずSDGsを知ることから始めなければいけないと考えています。知ること,どんな考えをもって行動すれば良いのか,そして実際の活動へと広がって行けたら良いと考えています。