2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 福祉, その他の関連分野

本校は、「豊かな心で、自ら学び、明るく健康的な子どもの育成」を学校教育目標に掲げ、ESDの実践を通して、「将来にわたって持続可能な社会を構築するために一人一人が環境と深いつながりがあることを知り、身近な環境を大切にする心情を育てる」という目標を設定した。また、身近な環境と積極的に関わりながら、地域の特色を活かし、友達、家族、地域の方々など、「ひと、こと、ものとのかかわり」を大切にして豊かな心を育むと共に、食生活に関心を持ち、自ら食に関する考えを深めながら心身共に健康な子どもの育成に努めていきたいと考えた。

具体的には、低学年では「自然に直接触れる体験と植物を育てる活動を重視し、豊かな感性を育てる。(SDGs11・15)」、中学年では「身近な地域でとれる農作物に関心を持ち、生産者と関わり、食の大切さを知らせる。環境学習で地域の水の大切さを発信する(SDGs11・14・15)」高学年では「米作り、独居高齢者への餅配りなどを通して、福祉の意義を理解させると共に、地域と深い関わりをもち、地域を愛する心情を育てる(SDGs11・14・15)」としている。①低学年の活動②中学年の活動③高学年の活動を具体化し、実践へと結びつけていった。それぞれの取り組みは、新型コロナウイルス感染症防止のために限られた中、市で催される「SDGs/ESD子どもサミット」や、保護者・地域に向けた成果発表を収録したDVD等を通して発表・発信を行ってきた。

来年度の活動計画

以下のことを重点内容として活動に取り組む。

1年生:ひとつぶのたねから(SDGs11・15)

2年生:おいしいやさいをそだてよう(SDGs11・15)

※地域の方の協力の下、さつまいもを育てたり、春・夏・冬野菜を育てたりする学習から、hととの関わりの大切さや自然の豊かさを感じさせる。

3年生:玉川探検隊(春・夏・秋・冬)(SDGs11・15)

※校区で栽培されている農作物を調べ、地域の人の素晴らしさに気づかせる。

4年生:川の探検隊(地域の鳴川・諏訪川)(SDGs11・14・15)

※川の環境学習から地域の自然環境を保全することの大切さに気づかせる

5年生:米作りに挑戦/お年寄りにもち米を配ろう(SDGs11・14・15)

※米作りでできたもち米をお年寄りに配布することで、福祉への興味関心を高め、主体的に活動できるようにする。

6年生:玉川の野草を調べよう(SDGs11・14・15)

※地域の野草調べから地域の自然の豊かさと、それを持続させる大切さに気づかせ、環境保全のために、主体的に活動できるようにする。