2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費

1年生 「がっこうだいすき」(5月~6月 8h  児童41名)

 学校生活に慣れ,自分の思いや考えを十分に伝えることができるようにするため,生活の学習において2年生との合同学習で学校探検を行った。1年生と2年生がグループをつくり,探検することで自分たちの学校を理解するのに役立てた。また国語の時間に2年生にお礼状を書くとともに,見たことや感じたことを絵と作文に書き,参観日に保護者へ絵を見せながら発表した。

2年生 「どきどきわくわくまちたんけん」(5月~6月 16h 児童39名)

生活科の学習で,学区の中の公共施設や文化財に目を向けたり,自然の面白さを見つけ,お互いに伝え合ったりまとめたりする学習を行った。また,学区の公共施設を使った経験を話し合う活動を通して,公共施設で働く地域の人の願いや公共施設の良さに気づいた。さらに,中学校区内の公共施設にも見学に行き,地域の人々の公共施設の利用の様子を聞いた。調べたことを地図にまとめ,参観日に掲示した。

3年生「お宝発見!加茂の町」(4月~11月 50h 児童40名)

社会科「たんけんしゅっぱつ」で作成した地図を見直し,もっと知りたいことについてグループで話し合った後,地域の人から学区のお宝について話を聞いた。お話を聞いてもっと調べたいと思ったところ(お寺,神社,歴史遺産など)へグループごとに見学に行き,インタビューをしたり施設を見学したりした。

見学後,わかったことを模造紙にまとめ,参観日に教えてくださった地域の人や,保護者に向けて発表した。

 

4年生「見つめよう!わたしたちの足守川」(4月~12月 50h 児童36名)

社会の時間に,岡山市のごみや上水道,下水道について学習した。「水から広がる学び」のワークショップから,身近な川である足守川に関心をもつことができた。その後,地元の高校生とともに,学校のそばを流れている足守川のごみの状況や水質,魚や生き物の種類と分布について調べた。

調査を受けて,「足守川のためにできること」を考え,水をきれいにするための啓発ポスターを描いた。また,学習発表会や休み時間を利用して,節水に関する劇や紙芝居をして,たくさんの人に水の大切さを伝えた。

 

5年生「お米,再発見!」(4月~11月 50h 児童41名)

社会科「日本の農業」の授業において米づくりを学習した。また,家庭科「ごはんとみそ汁」の授業でごはんの栄養と調理の方法について学んだ。学習と平行して米づくりを体験的に学ぶため,学習計画を立て,地域の米づくり農家の方からもみまきや稲刈りの指導を受け,米づくりを体験した。米づくり体験や地域の米づくり農家の方へのインタビューを通して,地域での米づくりへの喜びや課題を理解した。

2月には米づくり農家の方を招待し感謝の会を開き感謝の気持ちを伝えた。

5年生「加茂っ子よい食プロジェクト」(1月~3月 20h 児童41名)

「世界の食卓」についてのワークショップを通して,世界の様々な食文化に興味をもち,世界の食文化について調べ学習を行う予定である。2学期までに学んだ,米を中心とした日本の食文化と,世界の食文化を比較することで,日本の食文化への理解を深めることができると考えている。

 

6年生「われら加茂の子」(4月~11月・2月 40h 児童44名)

社会科「古墳を調べる」の授業で地域の歴史遺産である古墳について,地域の方たちに教えてもらう中で,地域の方たちが歴史遺産を守り続ける思いや努力を知り,地域の誇りある歴史を子どもたちが理解した。

この歴史遺産を将来に継承していくために自分たちに何ができるかを考え,学習発表会で地域や保護者の人に考えを伝た。また、造山古墳蘇生会の方たちの協力を得て,2月に保護者と一緒に造山クリーン作戦を行い,実践を深める予定である。

来年度の活動計画

地域に誇りを感じつつ,生活科や社会科,総合的な学習の時間を中心に,地域の人に学びながら学習活動を進めることとする。地域体験学習を通して,今まで気づかなかった地域のよさや課題を発見し,持続可能な地域にしていくために自分たちは何ができるかを考え,実践できる児童を育てていきたい。

また,学習を進めていく中で,世界の中の日本という視点をもち,世界の様々な地域と,自分たちの住む地域との比較を通して,広い視野で自分たちのくらしを考えることのできる児童を育てたい。

そこで,本年度に引き続き,同様の活動を各学年の実態に合わせて行っていく予定である。