2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 福祉, 食育

本校は「主体的・創造的に学び、心豊かで、たくましく生きる児童の育成」を学校教育目標として、活力ある学校づくりと子供たち一人一人のよさや可能性を伸ばす教育の実践に努めている。①減災・防災教育 ②環境・緑化教育 ③国際理解教育 ④平和・人権・福祉教育を柱に、地域とふれあいながら様々な活動に取り組んだ。

①減災・防災教育

・定期的な避難訓練の他に,臨時にショート避難訓練を5回実施した。予告無しで時間帯を変えて行いとっさに避難行動が取れるか訓練を重ねた。さらに,3年ぶりに煙中体験を実施し,視界が全く無い状況での避難の難しさを体感し,脱出方法について学ぶことができた。

教室での煙中体験

消防署の協力により煙中体験を実施した。

煙中体験2

②環境・緑化・食育に関する教育
・全学年で花壇の整地や作物の栽培を行った。栽培活動では、地域のJA女性部の協力をもらいながら、1~3年生はサツマイモ、4年生はヘチマ、5・6年生はジャガイモを栽培し、自然の豊かさを実感するとともに、自分たちで作った作物を調理するなど地産地消の考え方や、食育に活用した。芋掘り

③国際理解に関する活動
・世界には食べるものがなかったり,病気になっても治療を受けたりできない子供たちがいることについて福祉広報委員会(児童会活動)が中心になって説明し、ユニセフ募金を行った。
・全校児童が,本校に毎週来ているALTの先生と活動をすることで、外国の文化に触れたり,日本との違いを学んだりしている。
④平和・人権・福祉に関する教育
・地域の特別養護老人ホームのお年寄りの方々へ手紙を書いて届けたり,盲導犬や視覚障害者との交流や車いすや高齢者体験をしたりすることで福祉の向上に寄与する態度や実践力の育成に努めている。

④その他視覚障害者と盲導犬をお招きしました

・例年,秋の収穫の喜びを味わい,地域との交流を深める「もがり祭」(収穫祭)を行ってきたが,今年度は音楽発表会とリモートでの出し物(クイズ大会)を行った。

来年度の活動計画

①平和・福祉教育…キャップハンディ体験や福祉施設との交流,各種募金活動,たてわり活動等を通して福祉についての理解を深め,互いに協力して平和で幸せな世界を作っていこうとする心情を育てる。

②環境・緑化教育…花壇や畑の整地や栽培やみどりの少年団の活動を通して,栽培に協力して頂いている方々への感謝の気持ちや,自然を大切にする心情を育てる。

③協働教育…コミュニティスクールに指定されたこともあり,学校創生期以来続いている「もがり祭」を地域の方々の協力をいただきながら開催する予定である。

コロナ禍以前は,収穫した野菜を使って豚汁を作ったり,学区内を2方向に分かれて練り歩く手作り神輿パレードなどをしたりして,食育や伝統文化教育を推進してきた。
次年度以降どの程度まで実現可能か検討中である。