2019年度活動報告

本年度の活動内容

ユネスコ憲章に示されたユネスコの理想を実現するために，平和や国際的な連携を実践することを目標として取り組んできた。具体的な目標は以下の通りである。
（１）自然に関わる体験活動を通して，環境と自分たちの関わりについて理解を深
め，環境を大切にする心を育成するとともに，ＥＳＤの実践的な態度や資質
を養う。
（２）ふるさと沼部の豊かな環境について興味・関心をもち，自ら課題を見付け，
進んで情報を選択しながら，その解決に向けて調べ考える。
（３）課題解決に向けた体験活動を通して，自分たちが住んでいる地域には，素晴
らしい自然環境があることに気付き，自然と共生及び持続可能な環境型社会
を目指した実践的な態度を養う。
（４）地域社会の環境問題を自らの課題として捉え，よりよい環境作りに主体的に
関わる態度を育成する。
目標達成を目指し，緑化活動・国際理解教育，ふるさと教育，環境教育に係る学習活動を行った。
①緑化活動

緑化委員会を中心に学校花壇の整備を行っている。学年ごとに花壇の割り振りをし，全学年の児童が，花の定植，花壇や校庭の除草､落ち葉拾いなどの作業を行った。学校の周りの環境を美しくしようという気持ちをもって活動させた。
②国際理解教育

全学年が英語の学習を行った。高学年は今年度から教科となり，語学支援員と担任との　Ｔ・Ｔにより，英語の授業を行った。ＡＬＴとは廊下で挨拶などの簡単な交流を行った。
３，４年生は総合的な学習の時間の時間を，１，２年生は創意の時間を使い，ＡＬＴと　担任によるＴ・Ｔで外国語活動を行った。

③ふるさと教育

３年生は，外部講師を招き，バケツ稲づくりを行った。苗を育てるところから教えていただき，大きな稲に成長するまで自分たちでしっかり管理した。
５年生は，学習田でのもち米作りを行った。外部講師の方や，地域の方々にお世話になり，田植え，稲刈りを行い，お世話になった方々への感謝の気持ちを込めて，もちつき会を行った。

④環境教育

１年生が伊豆沼で，３年生が蕪栗沼で野鳥観察を行った。６年生は，大崎耕土のすばら

しさについて調べ，未来に残していきたい地域の財産であるという意識を高めた。

⑤福祉教育

４年生が高齢者福祉と障害者福祉について学習した。調べ学習を行ったり，盲導犬に触れたりと福祉についての理解を深めることができた。

 

来年度の活動計画

（１）　環境に関する児童の関心や理解の促進のため，各教科，特別活動，総合的な学習の

時間等の学校教育全体を通じた計画的・組織的な実践を推進する。

（２）　３～６年生の総合的な学習の時間で，自然や環境についてもより深く知ろうとする探究心を育て，地域に根ざした環境教育を展開する。環境に関する地域のネットワークを構築する。

例）　ＮＰＯ法人：蕪栗ぬまっこくらぶ，ＮＰＯ法人：田んぼ，沼部長寿会，

雁音農産開発有限会社

 

緑化活動

（委員会）

・花壇の整備

（全学年）

・花の定植

・校庭除草

・落ち葉拾い

 

国際理解教育

（全学年）

・ＡＬＴとの交流

（１～４年）

・外国語活動

（５・６年）

・外国語

 

ふるさと教育

（３年）

・バケツ稲づくり

（５年）

・学習田でのもち米づくり

・餅つき

 

環境教育

（３年）

・野鳥観察

（６年）

・環境出前講座

福祉教育

（４年）

・高齢者福祉，障害者福祉