2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

中学校区全体で〔ESDでつながる「寝屋鉢かづき学園」自らの力で未来を切り拓く子どもの育成〕を目標に掲げ、本校では「自分を大切に 人を大切に 未来を大切に できる生徒の育成」を教育方針として、その具現化の中心にESD(SDGs)をおき教育活動に取り組んでいます。
具体的には、ユネスコスクールが重点をおく、「地球市民および平和と非暴力の文化」「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」の3つと、日々の学習とのつながりを意識した授業づくりを教職員全体で共有し実践しています。例えば、単元の始め(または終末)には、SDGsのカードを提示して、どれにつながるかを確認し子どもたちへの意識付けに努めています。他には、毎週金曜日に朝のHRの時間帯でSDGsに関する新聞のコラム欄の視写に取り組んでいます。指定された時間でコラム欄を読みながら一字一句を書き写していきます。その内容は多岐に渡るため、様々なゴールを知り、考える機会にもなっています。特筆する内容として以下に記載します。

 

2020年
12月度

技術科にて

  • 工業、食物、植物に関する技術についてのプレゼンテーション (SDGs9、11、2)

生徒会活動

  • 募金活動 (SDGs1、3)

 

2021年
9月度

3学年道徳科とディベート授業にて

  • 杉原千畝さんが教材になっている「命のトランジットビザ」を学習 (SDGs10、16)

 

10月度

3学年長野方面への修学旅行にて

  • 松代地下壕の見学に向けて平和学習を実施 (SDGs16)
  • 長野の自然について考える (SDGs15)

学習発表会にて

  • 美術科ESDポスターコンクール (SDGs3、7、9、10、11、12、13、14、15など)

 

11月度

家庭科にて

  • 災害時の食について考える (SDGs11、12)

以上のように、本校では日常の生活と学習活動を結びつけた取組を行い、自分たちが学んだことがどのgoalにつながるのかを考え、「世界の国々、身の周りの社会、異なる背景をもつ人たち」等、様々な視点、広い視野で考える場面を設定しています。そのため、子どもたちは、「ESD(SDGs)に取り組む学校」や、「自分たちが未来の担い手になる」という意識をもっています。

来年度の活動計画

1、2021年度と同様に中学校区(一中学校と二小学校の計三校)で〔ESDでつながる「寝屋鉢かづき学園」自らの力で未来を切り拓く子どもの育成〕

本校としては「自分を大切に 人を大切に 未来を大切に できる生徒の育成」を理念としてESD(SDGs)に取り組む。

2、生徒会活動に位置付けたESD(SDGs)の取組の実施

ユネスコスクールとして11年目を迎えるため、再度その意義を啓発し活動を進める。特に、生徒委員会の取組に根付かせる。

3、教科学習とのつながりを意識したESD(SDGs)の充実

ESD(SDGs)教職員の授業づくりの取組を、学年や教科を越えた校内の交流の場面を多く設定する。

4、ESD(SDGs)のカウントダウンとしての取組を行う

各学年だより、学校だより、HPを利用した学びの発信をより活発に行う。校内の掲示も充実させる。