2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 福祉

本校は, 「ふるさとを見つめながら,未来に生きる子ども育てる」をテーマとして,学年の発達段階に応じて,地域の豊かな自然や文化,福祉等について実感を伴った理解を促す教育活動を展開している。この実践を通して,ふるさとの良さを見つめ直し,それを大切に受け継ごうとする心情を育てること,また地域の課題を知り,よりよい地域にするために自分たちができることを考え発信することを本校ESDの目標としている。

具体的には,12月までに海洋教育を柱に①海の環境について考える活動,②地域の自然・文化に触れる活動,③地域の歴史を学び,町づくりに関わる活動を行った。以後,3月までに学びの成果や地域への思いや考えをまとめ,ポスター,リーフレット作成等により地域に発信していく。

  • 海の環境について考える活動

5年生は,総合的な学習で海岸の生物調査,地域で漁業に携わる方を講師とした授業,定置網起こし体験,鮭の調理教室等の海洋教育を進める中で,海の環境問題に関心をもち,世界の海で起きているごみ問題等についても学んだ。また,自分たちにできることをしようと,「海のごみ拾い活動」「プラスチックごみ削減呼び掛け」「ポスター,リーフレットづくり」等に取り組んだ。

また,地域の浜で行った「海に親しむ会」では,全校児童が浜清掃を行った。

  • 自然・文化に触れる活動

地元公民館と連携した「ふるさと学習」により,各学年が見学や体験を行い,探究活動を深め,地域への発信につなげた。各学年の主な学習内容は以下の通り。

・1・2年 地域の海にまつわる施設を訪れ,そこで働く人と関わる活動

・3年    魚市場や地域の名勝地について見学し調べる活動

・4年   地域の伝統芸能について調べ,体験する活動

・5年   浜辺の生物調査

・6年   地域の歴史について調べる活動,海にちなんだ史跡巡り

  • 「町づくり」に関わる活動

3年:町おこしの一つである「大唐桑」について学び,その活用方法を考える活動

4年:東日本大震災当時のことについて調べ,防災マップを作る活動

6年:ふるさとの良さを生かした町づくりについて考え,リーフレットを作成する活動

来年度の活動計画

海洋教育を中心に,どの学年においても,児童の体験のつながりや深まり,知識の積み上げを意識した活動が円滑に進められ充実してきている。大筋では今年度の計画に倣って活動を進めるが,次年度はさらに,地域の方と情報交換する機会をさらに増やし,様々な体験活動や調べ学習から自分たちが地域とどのように関わり,地域を守る活動をどのように継続させていくかという点において考えを深めるための探究活動の充実をめざす。

○地域との関係の強化

地元公民館や関係機関との連携を強め,地域人材を確保し,その活用の仕方を見直す。また,児童の学びを地域に発信し,地域から学んだことを地域への貢献として返せるような探究学習の流れを検討する。

○海洋教育に係る体験活動のさらなる充実と見直し

震災後,海岸の環境が変わったこともあり,海での様々な体験が乏しい児童が年々増えている。海での体験活動をさらに充実させ,海を身近なものとして捉えさせる活動を継続して取り入れていく。