2019年度活動報告

本年度の活動内容

本校は、『「ひと」「もの」「こと」との関わりの中で，持続可能な社会を作る担い手を育てる』を活動テーマとして、ＥＳＤを環境保全と食育と捉え、ＥＳＤの実践を通して児童の自主自律の精神，判断力，責任感の力の育成を目標とした。

具体的には、環境教育、食育を柱に、①「自然の恵みに感謝」の活動、②「向山大池の環境探検」の活動、③「ハートフルフラワー運動」の活動、④「三世代ふれあい事業」の活動を行った。

① 「自然の恵みに感謝」の活動

「梅とり，梅ジュース，梅干しづくり」の活動を行う予定であった。２年生と３年生が，校区内にある梅林公園へ出かけて梅とりを行った。その際，豊橋市役所職員の方々の協力をいただき活動する計画であった。とった梅については栄養教諭の指導のもと，大量の梅を使って，「梅ジュース」や「梅干し」を作った。また、試飲・試食を行ったことで，地域の自然への感謝の気持ちが高まった。子どもたちの表情は、みんな笑顔であふれていた。

② 「向山大池の環境探検」の活動

４年生「総合的な学習」で，大池公園の調査活動を行った。インターネットや書籍を利用したり、現地調査をしたりして，大池の歴史や生息している生き物などについて調べた。調べ活動を通して，水の汚れや，大池に外来種であるミシシッピアカミミガメが生息していることを知り，大池の環境について真剣に考えた。学習のまとめとして「大池に関するポスター」を作成し発表した。

③ 「ハートフルフラワー運動」の活動

６年生が中心になって，全校児童が一人一鉢の花（パンジ－・ビオラなど）を育てた。全校児童が個々に自分の花に水やりをして心を込めて育てている。育てた花は地域でお世話になっている方々へプレゼントして感謝の気持ちを表している。

④ 「三世代ふれあい事業」の活動

校区自治会が音頭をとり「三世代ふれあい事業」を実施して２９回目となる。お年寄りと子どもたちや地域のお父さん・お母さんが一緒に楽しむふれあいの場を設けることによって，連帯意識の高揚を図ること，また，子どもたちには「地域のよさ」や「思いやりと親切の心」を育てることを目的としている。

「ふれあいテーリング」と称して，校区老連・PTA・子ども会・消防団などの各種団体が趣向を凝らして開設したブースを，三世代が一緒になって回り，試食や遊びに興じた。

しかし、本年はコロナウイルスの感染防止対策のため、ふれあい事業は見送り（中止）となった。そのため来年度実施に向け、コロナウイルスの感染防止を踏まえた実施計画を練っている。

来年度の活動計画

○自然の恵みに感謝

５月　向山梅林園での梅とり

６月　２年生梅ジュースづくり

３年生梅干しづくり

○６月　向山校区「三世代ふれあい事業」

○６月～１０月　４年生　向山大池の環境調査

○１２月　１年生　昔の遊びを教わる会

○１２月～　ハートフルフラワー

一人一鉢運動