2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, その他の関連分野

【活動概要】本校は、「一之宮のよさを知り、愛し、地域と共に協働することで達成感を味わう」ことをテーマとした。地域の方々と共に働き、その中で掴んだ、一之宮の魅力や地域の方々とのかかわりから感じた、人と人とのつながりのよさや温かさを感じさせたい。そして、これからの日常生活に活かしてほしいと願い活動を行ってきた。

具体的には、①大原騒動のルーツを探る、一之宮・高山探訪から地域の魅力を知る。②地域との協働活動から達成感や貢献感を育む(一之宮ローラースキー大会、飛騨位山トレイルラン、一之宮文化祭 、宮小中合同宮運動会)

①1年生高山探訪(大原騒動のルーツを探る)

1年生は、「総合的な学習の時間」を活用して、一之宮と大原騒動の関係を探る、高山探訪を行った。大原騒動は、江戸時代に飛騨国で起きた大規模な農民一揆の総称である。明和騒動・安永騒動・天明騒動の三度の一揆が、18年間に渡り断続的に続いた。当時の飛騨国の代官大原彦四郎・亀五郎父子の圧政や不正に不満を抱いた農民たちがさまざまな形で、時に自らの命を賭し、よりよい暮らしを創り上げようとした歴史上有数の一揆である。

このときの農民たちの行動を支えたのはまさに「郷土を愛する心」であり、本探訪のねらいにふさわしいと題材である。特に、「安永騒動」の中では、一之宮町にある水無神社が農民たちの拠点となり、それを記す石碑も残されている。生徒にとっては、当時の農民の息づかいをより身近に感じることができるものとなった。

②地域との協働活動から達成感や貢献感を育む(一之宮ローラースキー大会、飛騨位山トレイルラン、一之宮文化祭 )

・一之宮ローラースキー

20年以上も続いている、ローラースキーみや大会。この大会は全国から参加者がおり、3年生が毎年ボランティアとして参加している。生徒は、コース係として安全面の確認作業を行ったり、掲示係をしたりして大会を盛り上げている。

・飛騨位山トレイルラン

飛騨位山トレイルランでは、全校生徒が参加している。地域の方との協働活動として、エイドやゴール位置に立って、選手の応援を行ったり、選手の吸水・食事配布のお手伝い等も行ったりしている。本校の吹奏楽部は、オープニングや表彰式でも演奏を行い、大会に華を添えている。

・一之宮文化祭

一之宮では、まちづくり協議会が中心となって、町の文化祭を行っている。宮中学校では、運営や企画からも参加をしており、地域の方と共に協働することで、人々の温かさを感じたり、宮の文化に触れたりしている。一之宮の方々からも中学生に対しての期待も大きく、イベントの開催の仕方や、商品を売るための準備や販売なども丁寧に教えていただき、地域活性化につながるような経験を多くさせて頂いている。また、中学生は合唱を披露しており、フィナーレでは宮中の校歌を地域の方々と一緒に歌い、一之宮の一体感を生み出している。

来年度の活動計画

令和2年度の計画

6月 高山市内探検及び職場見学

8月 ローラースキー大会みや大会にボランティア参加

10月 飛騨位山トレイルランで協働活動を行う

11月 一之宮文化祭に協働参加をする。さらに、宮中の文化を披露(合唱)