2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 健康, 食育

1 「杉沢の森」「本明川」を中心に据えた自然体験活動の展開

地域フィールド(杉沢の森や本明川)を中心とした自然観察・調査活動・自然保護活動を行っている。全校児童で春の「杉沢の森探検」に出かけ、秋には地域主催の「杉沢の森オータムイベント」に参加し、自然保全活動を行ったり、森のコンサートとして歌や劇を披露したりしている。低学年児童は、「校区の生き物・季節探し」等の学習で、杉沢の森に出かけている。また、中学年児童は、地域人材から協力してもらい、サケの卵をふ化させ本明川へ稚魚の放流を行っている。これらの活動により、子どもたちの自然を大切にしようとする意識が高まっている。

2 降積雪量観測の継続

昭和44年から、市の依頼を受け、グラウンド等の降積雪量観測を行っている。雪害対策の参考にもなっている。その取組が認められ、平成24年には内閣府社会貢献青少年表彰を受けた。今年度も継続して観測を行い、降積雪量の変化に目を向けている。統計資料の集積により温暖化傾向の状況をつかみ、地域社会へ貢献しようとする意識向上が図られている。

3 地域で栽培されている米・野菜・花の栽培活動

地域人材から協力してもらい、望ましい食生活についての学習、米・野菜・花の栽培等を行った。低学年児童は野菜、高学年児童は米の育ち方や作り手の苦労や工夫を学ぶことができた。また、地域人材から協力してもらい、全校児童で土作りと花を植え育てる活動を行っている。高学年児童が、花壇に植える花の選定と配置を考え、全校児童が毎日の水やりや草取りを行った。この活動により、植物を大切にしようとする意識が高まっている。

4 エコ活動の実践

年2回のリサイクル活動、エコキャップ運動等を行っている。リサイクル活動では、学区内の地区ごとに古新聞・雑誌・段ボール等を回収し、それをリサイクル業者に引き取ってもらい、児童会活動費に充てている。資源のリサイクルに対する気持ちを高めるとともに、児童会活動の資金を自らの力で生み出すということを意識し、活動している。児童会祭りでは、エコキャップを入場券替わりに使用したり、活動で使った段ボール等をリサイクルしたりするなど、エコ活動を意識した活動を行っている。

夏に向けて、ゴーヤやアサガオを育て、校舎の1階にグリーンカーテンを作っている。グリーンカーテンの設置も長年行っており、毎夏、涼しい環境づくりを進めている。

来年度の活動計画

  • 今年度全校で取り組んできた活動については、来年度も活動を継続していく。
  • エコ活動への意識は、4年度児童アンケートでは肯定的評価が90パーセントだった。更に向上するよう取り組んでいきたい。