2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 平和, 人権, 福祉

本校は、「ぐぐっとふるさと三谷を そして未来へ」をテーマとして、ESDを「人や自然との触れ合い・体験を通しての学習・生命への畏敬・自然への感受性を深める活動」と捉え、様々な実践を通して持続可能な社会の担い手の力の育成を目標とした。

具体的には、地域、人、自然を柱に、①米や野菜づくりに係わる活動、②四葉太鼓に係わる活動、③地域の人と係わっての学習、④三谷の環境に係わる活動、⑤国際理解につながる学習や活動を行った。

  • 米や野菜づくりに係わる活動

5年生が中心となって、全校児童で、米づくりをした。薩摩芋、大豆、枝豆など数種類の野菜を栽培した。秋には、指導を受けた田や畑の先生、日頃お世話になっている地域の方々をお招きしての収穫祭(「秋だ!実りだ!味わおう会」)を行う予定であったが、コロナ禍のために中止となった。代わりに2月に「感謝の会」でお世話になっている方々に太鼓演奏や手紙で感謝を伝え、交流を深めた。また、このときに取れた餅米を使って、地域の方に赤飯を作っていただき、児童に配付した。

  • 四葉太鼓に係わる活動

本校では全校児童が地域の方々(太鼓の先生)から和太鼓を習い、演奏活動を行ってきている。本年度は様々な活動が中止となる中、2月の「感謝の会」で演奏を行った。このことにより、地域との交流を深めることができた。

  • 地域の人と係わっての学習

隣接する保育園とはこれまで、年間を通して、双方の運動会や保育園夏祭りへの参加、低学年の生活科「なかよしおみせやさん」などの学習交流、「秋だ実りだ味わおう会」の餅つき、合同の避難訓練など、様々な交流を行ってきた。今年は交流が最小限となり、3年生が国語科の学習で保育園を訪れ、園児に楽しんでもらうための学校クイズや動物クイズを行った。

また、市中心部にある小学校とも交流を続けてきている。本年度はオンラインで、山間部にある本校と校区の様子や特色の違いを学び合うことができた。

さらに、地域のお年寄りから、門松づくりや、縄ないの技術を学ぶことにより、地域との交流も深めてきている。

  • 三谷の環境に係わる学習

今年度は、「三谷の環境」ということで、5年生が学校の裏を流れる森下川について水質調査を行った。三谷地区の環境について理解を深めることができた。

  • 国際理解につながる学習

平成28年度より台湾の臺南市下營區甲中國民小學校とグリーティングカードや写真などを送り合い、交流を続けてきている。高学年では、共通に理解できる英語を使い交流している。

 

来年度の活動計画

 本年度の活動計画とほぼ同じであるが、児童数の減少により、各活動の取組が、学年合同になったり、簡略化されたりすることが予想される。 支援者との協議や今後の話し合いによって、年度当初または随時決定していく予定である。